ミサト「ワイ君、もうエバーから降りて」ワイ「え？」

ミサト「あなたずっと黙ってるわよね? 自分が何の為にエバーに乗ってるのかわかってないんでしょ?」
ワイ「そ、そんな事は..」
ミサト「アスカからも苦情が来てるのよ。あなたがいやらしい目で見てくるって」
ワイ「イヤ、ソレハソノ…」モニョモニョ
ミサト「大体あなたには何ができるの?黙ってちゃ何も分からないわよ?」
ワイ「…..」

ワイ「で、でもシンジさんだって文句ばかりじゃないですか!綾波さんは体が弱いし…アスカさんだって…!」
ミサト「シンジ君は碇司令のご子息よ?レイは一目置かれているし、アスカは負けず嫌いよ」
ワイ「ハハ..負けず嫌いって」
ミサト「エバーパイロットには重要な要素よ。何考えてるか分からない人よりよっぽどいいわ」
ワイ「…」

リツコさんなんて太鼓叩いてるだけじゃないですか

やっぱコネやんか

シンジ「え?あ、お疲れさま!」
レイ「そう」
加持「そうか、達者でな」
リツコ「あら、そう」
冬月「…」
ゲンドウ「お前など知らん」
ワイ「」

ワイ「あの…アスカさん」
アスカ「なに?!ハッ…そこにいたの?前にも言ったでしょ?オニモツのくせに私に気安く話しかけてこないで!」
ワイ「俺、辞めるんで…」
レイア「あんた、バカァ?だからいつまでもオニモツなのよ。もう二度と顔見せないで」
ワイ「…」

シンジ「むしろ僕が降りたいんですけど」

帝

ワイさんもいエバに乗らんといてくださいよ

加持「ところで君、まだ14だろ?今後どうするつもりなんだ?このご時世中学生じゃ普通の社会は渡っていけないよ?」
ワイ「ぼちぼちフリーターでもしながら就活しますよ…せめて高校くらいは出とけばよかったなぁ…」
加持「ワイ、そんな君にピッタリの話があるんだが」

加持「帝京平成大学はここがスゴいんだ!」

お前東大やろ

完全にすべったな

そこはスイカ農家やろ

シンジくん、スイカをな

飛び級かな?

スイカだよシンジ君

加持「学生数、一万人以上!!!」
ワイ「一万人!?」
ミサト「凄いじゃない!」
加持「しかも全員が精鋭だ。たぶんネルフも敵わないだろう」
ミサト「全員 エバーに乗せたいわね!」
加持「なに言ってるんだ葛城。彼らはとっくに大人だよ?」
ミサト「ふふっ…それもそうね!」
加持「スイカも育て放題だ」

ん?

シンジこそ何考えてるかわからないしアスカをいやらしい目で見てるだろ

加持「創立30周年!!!」
ミサト「30周年!?つまり30歳…?私たち殆ど変わらないじゃない」
加持「ああ、30年も経営を続けるなんて並みの事じゃないさ」
ミサト「5年、長くて10年で廃校になるのがオチよね」
ミサト「帝京平成大学って凄いのね!」
加持「ああ、”ゼーレ”も一目置いてるらしい」

ワイ「お、お世話になりました。」
リリス「…」

14歳が帝京平成大には行けんやろ

加持「帝京魂!!!」
ダンダ ダンダ ダンダ ダンダ ダンダン(いつもの戦闘bgm)

マリがいれば全部やってくれるよ

東大卒が揃ってなに言ってんだ

エバーで宣伝するよりチノちゃんちゃうの?

最近聞かないな帝京平成大学のやつ

ワイ「で、でも僕はどうしたらいいんですか?」
加持「4年後に高卒認定を取ればいいさ」
ワイ「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」

ミサト「私も受けるわ! 帝京平成大学!」
加持「そういってくれて嬉しいよ」
ミサト「あ、そうよ!」
ミサト「どうせならみんなで受けてみない!?」
ルーク「名案だよ、葛城!」
ミサト「よし、まずはリツコから誘ってみるか!」

まだ高校間に合うのに高認すすめるってさあ

大学出たらすぐ後に更に大学出たら学歴どうなるんや

冬月「大学受験? 悪くはないな」
冬月「たが加持、私が入れるような学部はあるのかな?」
ミサト「加持くん、どう?」
加持「冬月副官は確か京都大学で教鞭をとってましたよね?」
冬月「あぁ、昔の話だがな……」
加持「教える事に特化させたいので」
加持「≪現代ライフ学部 児童学科 小学校・特別支援コース≫でいかがでしょうか?」
冬月「あぁ、頑張って勉強してみるか…(ここまではゼーレのシナリオ通りか…)」
冬月「(これで良いんだな?碇…)」

ゲンドウ「帝京平成大学か…」
ミサト「碇司令、いかがでしょうか?」
ゲンドウ「かまわない……が、私が入れるような学部はあるのかね?」
加持「もちろんです!碇司令!」
加持「あなたはネルフのリーダーですから」
加持「≪現代ライフ学部 経営学科 経営情報コース≫でいかがでしょうか?」
ゲンドウ「……いいだろう」
ゲンドウ「(すべてはゼーレのシナリオ通りに)」

あの世界じゃ関東は瓦礫しかないやろ