友達がいなくなったンゴwwwwwwwwww
ンゴ・・・・
2:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:49:49.72ID:gfW7uIPPr0606
これきらい
7:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:50:34.68ID:RBG5YTFy00606
でも、俺はにわか野郎の汚名を返上するためにがんばった
まず、ここを見出した
野球ネタだけじゃなくて、アニメにも精通してるなんJラーは、俺のヒーローでした
やっぱりなんJは(おもしれーわ)と思わず新しい用語を学校でも使っていました
友達軍団も、少しずつ俺を認め出しました。
でも、事件が起きたんです。
中谷カレー事件、自分が起こした事件は今ではそう呼ばれているんだ。
96:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:58:30.63ID:+310lG/6M0606
>>7
汚名は挽回せな
9:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:50:56.99ID:RBG5YTFy00606
中谷カレー事件
思い出したくもない
給食の時間、給食係だった俺はカレーを運んでいた
一人だと重いから、クラスメイトの金本(結構可愛い♪)と一緒に運んでいた
俺「かーちゃん良い匂いするンゴ〜wwwwwww」
金「ちょwwwやめてよwww」
こんな感じで運んでたら、なんとなくだが
なんとなくだが、ンゴンゴダンスを踊ってみたくなったんだ
10:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:02.33ID:kDFwLonmM0606
中谷カレー事件
12:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:07.49ID:kFU1AfYa00606
金ちゃんかわいそう
14:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:18.28ID:RBG5YTFy00606
ンゴンゴダンスとは
崖の上のポニョの音楽とリズムで「ンーゴンーゴンゴなんJ民♪」って踊りまくるダンスのことだ
俺はこれでクラスから『なんJの王(キング)』と呼ばれていた
金本さんの前でそれをやったことがなかったので、一度やってみたかった
・・・手が震えた
汗もかいた
それでも、一度やってみたかったんだ
だから、俺は踊った。全力で踊った。
カレーがぶちまけられていることにも気が付かずに、ンゴンゴダンスを10秒ほど踊った
16:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:29.37ID:kFU1AfYa00606
いかん!!
18:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:38.20ID:RBG5YTFy00606
10秒しか踊れなかったのは、金本さんの悲鳴のせいだ
俺は一瞬、歓喜の声かと思ったが普通に違った
金本さんの悲鳴で教室から何人も人が出てくる
ンゴンゴダンスを止めても、体操服をジャミラ状態にしている俺は変わらない
目の前が真っ白になった
俺は教師に呼び出され、そのまま職員室の給湯室に連れ込まれた
どうやら、俺が金本さんにいやらしいことをしたように思われているようだった
19:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:40.71ID:os2hOqs+00606
同時上映やめろ
22:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:51:59.65ID:RBG5YTFy00606
先生にもンゴンゴダンスは何度も見せてたから、事情はすぐにわかってくれてすぐに解放された。
俺はなんJの王として、新たな武勇伝を手にいれたと思った。
だから、まったく悪びれず、俺を見る生徒を睨みつけながら教室に戻った。
教室の視線が俺に集中する。
誰も、なにも言わない。
これはおもしれーわと思った俺は『ン〜ゴ〜(お〜は〜の要領で)』とおちゃらけた。
誰もなにも言わない。次の瞬間、クラスで一番いきがってる栗原の怒鳴り声が響いた。
栗原「カレーどうしてくれるんだよ! おい! おおい! おおおおおい!!!!!!」
金本さんは泣いていた。俺は栗原を睨みつけた。
25:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:52:16.05ID:OxgZDufI00606
こんなクソ作文がゴリ押しで流行って
ネットミーム化した事実
27:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:52:22.68ID:RBG5YTFy00606
なんJの王として、舐められるわけにはいかない。
全力でいく、俺は心の中で殴ることも辞さない覚悟をした。
栗原は俺の胸ぐらをつかむ。先生は、まだ来ていない。そこは生徒だけの世界だった。
俺は栗原を睨みつけた。睨みすぎて多分、白目を剥いていたと思う。
クラスの王といきがってるガキのにらみ合い。クラスの緊張は頂点に達した。
俺「カレーくらいどうでもいいだろ!!!」
栗原「みんな楽しみにしてたんだぞ!!!!!!!」
怒鳴り合いの中、俺は渾身の力を込めて言った。
俺「栗原ンゴゴゴゴゴゴゴゴwwwwwwww金本さんンゴゴゴゴゴゴゴゴwwwwwwwwwwwww」と
31:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:52:47.38ID:RBG5YTFy00606
・・・それからすぐ、先生がとんできて、俺と栗原はキレられた。
栗原「だってこいつがよ・・・」
先生「先に手を出したのはお前だろ」
俺「ン〜ゴ〜」
先生「お前もふざけるのもいい加減にしろ。おまえ、はっきりいってクラスで浮いてるぞ」
まるで大松のような先生だと思った。
でも、地獄はこの先からだったんだ。
34:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:53:04.55ID:RBG5YTFy00606
教室に戻って、俺は開口一番『楽勝! ンゴってやったぜ!』と叫んだ。
いつもなら、クラスは俺に注目して俺から話を聞こうと集まっていた。
特に、俺の友達軍団は俺になんJ用語を教えてもらおうと必死だった。
でも、誰も俺に反応しない。
誰も俺を見ない。
栗原は一言「きめえんだよ」とつぶやいた。クラスのお調子者集団は栗原に集まっていた。
俺は、一人だった。
金本さんと仲のいい古川さんが俺に近づいてきた。
古川「きもいんだけど。かねちゃんはもうおまえと話したくないって」
37:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:53:18.22ID:T6a5ZAYq00606
これ何年前?
38:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:53:20.72ID:RBG5YTFy00606
古川は以前から俺に舐めた口を聞いていた。
俺のことを影で批判していることも知っていた。
ようするに、古川にンゴりはわからないのだ。
だから、俺は古川の言葉を信じなかった。
俺は金本さんに話しかけまくった。
でも、金本さんは答えてくれない。
――俺はキレた。
41:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:53:36.50ID:RBG5YTFy00606
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオwwwwwwwwwwwwwwww」
教室に響く、俺の咆哮に視線は集中した。
俺は髪を逆立て、金本さんに詰め寄った。
俺「なんで無視するだよ!」
金本さん「・・・・」
無視は継続している。
俺は何度も詰め寄った。そうしていると、クラス委員の神戸が先生を呼んできたんです。
47:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:54:04.00ID:RBG5YTFy00606
先生に職員室に連れ込まれる
もう俺をかばってくれなかった
そこからのことは覚えていない。
金本さんの親が家に来て、親戚のおばさんは謝った。
俺も、頭を下げた。
それから、親戚のおばさんは俺を睨みつけるようになった。
怖い。
それから今日まで、俺は教室に行っていない。
48:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:54:13.68ID:FKccj71Z00606
同時上映はもっとやれ
50:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:54:21.37ID:N5CASZaZa0606
ンーンーってめっちゃ貯めるやつみたい
51:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:54:26.62ID:RBG5YTFy00606
保健室登校を始めて、俺は色んな事がわかった。
むやみにンゴってはいけないこと。
ンゴりとは、悪口に似た行為ということ。
女子にンゴりは絶対禁止ということ。
でもな、それに気づいたのも遅い。
俺は中3だ。もうすぐ卒業だ。
昨日も、卒業式の練習があった。
クラスの中心人物だった俺は、もうそこには行けない。
友達が、完全にいなくなった。311の、あの時と一緒だった。
57:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:54:47.15ID:RBG5YTFy00606
卒業式まで、僕は教室には行きませんでした。
カレー事件のこともあったし、なにより学校に行ってもくだらないと思ったのです
理由は一つ。ネットだ。
なんJにのめり込んでから、中学生の奴らがガキに見えて仕方なかったんです
ンゴりまくった結果、友達がいなくなったけど、でもそれでも後悔はありませんでした
毎日部屋にこもってなんJをするだけで心の傷が治った気がしたんです
でも、時間は有限ではなく、限られています。
とうとう、卒業式の日が近づいていたのです
60:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:55:05.02ID:RBG5YTFy00606
親戚のおばさんも、卒業式の一週間前には僕に話しかけていた
「卒業式DELLの?」と
でも、僕は出る気なんて等々ありませんでした。
なぜなら、出る必要を感じなかったからだ
おばさんは残念そうな顔をして、おじさんと相談していました
高校を落ちて、これからどうするのか。それを僕に聞かれてもわかりません
とにかく、僕はこれからもなんJができると、むしろワクワクしていました
66:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:55:39.17ID:RBG5YTFy00606
幸せだった日々
それを砕いた311の地震と津波、そして火事
俺は手を震わせた。
それを見たおばさんは「制服に写真入れておくから、卒業式出た方がお父さんたち喜ぶよ」と言った。
こっちに来て、ずっと僕を軽蔑していたおばさんがかけてくれた言葉。それに俺はさらに泣いた
「――――――ああ」
俺は、卒業式に出る決心を固めました
72:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:56:10.17ID:RBG5YTFy00606
そして、卒業式の日がやってきた――――――
おばさんもおじさんも仕事のため、卒業式に出席することはできなかった。
でも、俺のポケットには、両親と妹の写真が入っている。これほどまでに心強いものはなかった。
もう怖くはなかったんです
最後に、壇上か教室でンゴンゴダンスを求める中谷コールが来るかもしれない。
そう思うと、顔がほころんだ。
その時、俺のケータイが鳴った。
――――金本さんだった
75:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:56:26.45ID:RBG5YTFy00606
電話ではない。メールだった。
俺は金本さんからのメールに、テンションが急上昇した。
文面は「今日卒業式来るの?」と短い文だった
俺は「行くじぇい!w久しぶりに会えるンゴ〜」と返信した。
俺はニコ動の実況者であるせんとすが好きだった。
しばらくして、メールが来る。
金本さんだけじゃない、クラスの多くのメイトからメールが来た。
俺は、うるっときた。
76:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:56:33.04ID:6mQ/OXi300606
卒業式はDELLの久々に見たら草
78:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:56:42.32ID:RBG5YTFy00606
「来ないでほしい」
「卒業式来るのやめてくれ」
「お前が来ると雰囲気悪くなる」
俺は凍りついた。
みんなは、俺を歓迎してはいなかったんです
むしろ、来るなと願っていたんだ
ケータイを落として、そのままベッドに横たわった。
現実を忘れようと、俺は眠りに落ちた。
起きた頃には、もう夕方だった。
80:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:57:02.69ID:1sJpXq8J00606
おちるぞ
81:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:57:02.84ID:RBG5YTFy00606
確かに、俺はンゴった。
それでも、ここまでされるいわれはなかったんです
だから、俺は起きてすぐに何か行動しようとした
でも、俺はそんなに強くない。
ハートは、限界だった。
311で一人になった俺、絆と言いながら被災地に募金を募っていた学校のメンツが、被災者を馬鹿にした。
綺麗な自分を作るため、彼らは被災地に向けて行動はしていた。
でも、身近な被災者を排除しようとしていたんだ
それが悲しくて、俺はもう、彼らと決別しようと決めて、メールとアドレス帳を消去した―――
82:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:57:11.22ID:Mn4KwYse00606
中谷カレー事件て阪神の中谷からきてるんか?
109:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:00:11.04ID:OxgZDufI00606
>>82
阪神→楽天の中谷仁からきとると思われる
83:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:57:12.71ID:ZcYAV44EM0606
まワ晒
84:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:57:18.95ID:RBG5YTFy00606
そして今、俺は中卒ニートの生活を満喫している。
バイトはまだ早い。なにせ俺はまだ15歳だ。
おばさんもおじさんも何も言わない。被災したことによる保護か手当が支給されているからだ。
俺は生きているだけで、金を生むというわけですよ
友達なんていらない。
俺はなんJの王として、これからも被災した人たちの悲しみを伝えていく
終わりじゃきね
104:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 09:59:45.20ID:CqNV88BL00606
最後まで見れるんか?
111:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:00:22.07ID:RBG5YTFy00606
あの地獄の卒業式から、1ヶ月以上経ちました
4月も終盤になり、世の高校1年生は部活動や勉強、友達や部活に取り組むのだ
でも、俺にはその権利がない
高校に落ちた俺に、高校時代などないのですよ
だから――俺は家でなんJをしていた
俺のレスに、みんなが返信してくれる
それだけで、俺はだれからも必要とされていると気がついたんだ
112:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:00:24.77ID:Xt+Emn1G00606
其の女は男だつた。ワヰは女にされた。
115:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:00:41.13ID:RBG5YTFy00606
毎日毎日、そう、毎日のように部屋に閉じこもる
時間が来れば、お盆に乗った食事が運ばれてくる
ゲームだって、今はネット対戦が完備されているから、退屈しない
さらになんJ。俺に死角はなかった。
たまに町に繰り出すのも気持ちがいい
高校生や中学生が学校に行っている時間、俺は自由なのです
サボっているわけではないから、ケーサツも俺を止めない
俺はsuparmanだ
そう、思った
118:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:01:04.94ID:RBG5YTFy00606
だが、ひとつだけ
ひとつだけ、弱点があった
この生活には、弱点があったんです
―――――――――学生が下校する時間は、俺は外に出歩けないのです
眩しい彼らが怖い
輝く彼女らが恐ろしい
そして――こんなに惨めな自分が惨めで仕方がないのだ
俺は自供した。
――――――――――――俺はスーパーマンなんかじゃあない。俺は――――アンパイアだ、と。
121:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:01:23.99ID:RBG5YTFy00606
家では、いつもの調子でいられる
睨みつけてくるおばさんも、最近は俺になにも言わなくなった
だから、いつものように言ってやった
「ン〜ゴ〜ンゴンゴ〜(ただいまというリズム)」だ
このンゴりで、俺は青春を失った
ならば、俺は最後までンゴりを捨てないでいよう
そう思った
――そんなある日のことだ
俺は、金本さんに出会った
122:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:01:45.54ID:RBG5YTFy00606
絶対に会いたくない人
それをあげろとゆわれたら、俺はいの一番にこう答えるだろう
「金本さん」と
だから、俺はいつも金本さんに会わない時間に活動していた
どんなことがあっても、俺は金本さんとは会いたくはなかった
だけど、出会ってしまった
例えるなら、目玉焼きとカルピスが出会うように当然に
彼女は――少しだけ――変わっていた
123:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:01:53.20ID:XI77TlZLr0606
クラスでいじめられてる俺が卒業前に大暴れした話
124:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:00.74ID:XI77TlZLr0606
聞きたいか?
俺、中3
クラスに友達ゼロ
卒業(笑)青春(笑)とかぶち壊してめちゃくちゃにしてやりたくてことに至った
やつらの思い出を破壊してやることが俺の復讐だった
125:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:02.76ID:os2hOqs+00606
がんばれ
126:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:08.28ID:XI77TlZLr0606
三年間はまさに孤独の一言だった
朝学校にいってから帰るまで一言も口開かないなんてザラだった
そんな毎日が続いて俺は決心した
127:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:10.63ID:CkH6mWCU00606
規制や
128:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:15.36ID:XI77TlZLr0606
俺の孤独を救ってくれなかった教師に、俺の悲しみに気づかないあいつらに復讐してやると決めたのね
俺は誰からも話しかけられず、周りの連中は卒業旅行がどうとか言ってる
俺は悔しくて仕方なかった
129:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:19.26ID:RBG5YTFy00606
「ゴッ!」
俺は声をあげた
金本さんの姿を見た、だとかその程度ではありません
金本さんと、鉢合わせしてしまった
駅の構内ではない。たまたま乗った満員電車の中でです
身体が密着していた
緊張したんです
そして、怖かった
――彼女の鬼の形相と、何度も、何度も舌打ちされたこと。そして――――――彼氏らしき男が俺を睨みつけていたことが
130:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:23.78ID:XI77TlZLr0606
とりあえず給食の準備の時間になった時にクラス全員でなんか盛り上がってたのね
んでリア充がふざけてて俺の座ってる席にぶつかってきたんだよ
131:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:32.06ID:XI77TlZLr0606
リア充がごめwwwとか言って笑いながら謝ってきたんだけど俺その時イライラが最高潮にきてて爆発寸前だった
だから俺その時初めて、たぶん人生で初めてぶちギレた
132:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:38.86ID:XI77TlZLr0606
おいふざけんなテメエって言って机思いっきり床に叩きつけた
すごい音がして教室が一瞬で静かになった
133:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:45.79ID:RBG5YTFy00606
「ンゴるぞ―――てめえ」
勇気を出して、声を出した
俺は、その彼氏にキスするレベルにまで――顔を寄せた
そして、凄んだんです。
「ンゴンゴ・・・ンゴ・・・」
彼氏は、黙った。
そして、金本さんの手を、強引に引っ張って、電車を降りていった。
俺は――金本さんの胸が、あのときよりも大きくなっていたことに、気がついた
134:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:49.06ID:XI77TlZLr0606
リア充の仲間がなんか笑ってるのが見えたからそいつらに笑うなって言ってまた椅子床に叩きつけた
そしたらリア充の仲間がリア充に、お前ちゃんと謝れよwwwみたいな感じで笑ってやがった
135:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:02:57.31ID:XI77TlZLr0606
リア充が半笑いしながらすいませんwwwとか言って頭下げたけどこんなんで許すわけなかったから笑うなって言って近くにあった机蹴り飛ばしてやった
そしたらさすがに真顔になってちょっとうけた
そしたら今度はクラスの調子に乗ってる奴が調子に乗ってきた
139:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:17.88ID:LERDbj5Br0606
>>135
椅子は関係ないだろwwwwとか言ってクラス中に失笑が起こった
これによって俺完全にキレた
そいつのところに積めよって襟首掴んだ
136:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:00.31ID:3lCkdYFc00606
なんか同時上映してるやん
138:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:14.12ID:RBG5YTFy00606
いっそのこと、その車内でンゴンゴダンスができれば、どんなに楽だったことか
そんなことを、今は思います
でも、俺はそんなことができなかった
羽をもがれた天使、とはこのことを言うのでしょう
俺は全てを封印された
家の中では、最強のンゴリスト(ンゴンゴダンスをする人)だが、一歩外に出れば―――俺は毛虫よりも弱い存在だ
そのなか、ゲーセンで出会った友人がいる
ここは―――そう。梅原とでも言っておこうか。彼の存在が、また、俺を変えてくれた
この続編ンゴは、梅原が居なかったらなかったと思う
140:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:27.93ID:LERDbj5Br0606
俺「お前ふざけてんのか?」
調子に乗ってる馬鹿「椅子は関係ないだろ!」
みたいなこと言ってて、ああこいつはクラスの皆の前でウケ狙いたいだけのクズなんだなって理解した
まじでブン殴ってやろうかと思ったけど我慢してやった
141:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:35.49ID:LERDbj5Br0606
そいつ突き飛ばしたらなんかそいつが突き飛ばし返してきたのね
俺ここでまた完全にキレた
叫びながら辺りにある机蹴り飛ばしまくった
クラスのやつらにとめられたけど振り払って、調子に乗ってる馬鹿に土下座させるように要求した
142:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:42.96ID:LERDbj5Br0606
俺「お前謝れよ!!!」っつってぶち切れたらそいつが椅子に謝れよ!とか言ってふざけやがるのね
しかもそいつ俺が抑えられてる時に背中蹴りやがったから
お前つまんねえしそれウケてねぇからって言ったらちょっとクラスのやつら笑ってて俺が優勢になってきたって思ったね
143:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:44.75ID:wswZNYiSd0606
これ実話?
144:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:47.36ID:RBG5YTFy00606
ゲーセンは、大声を出せる
俺は中学校では、なんJの王として君臨していた
だけど、さすがの俺も外ではンゴンゴダンスをしたりは控えた
だけど、ゲーセンならできる
ンゴりまくれる
だから、俺は数カ月ぶりの―――ンゴンゴダンスを踊った
その姿を見て、声をかけてくれた人がいたんです
それが梅原。孤独な俺の、今現在唯一の友人だ
145:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:50.00ID:LERDbj5Br0606
そしたらリア充達が、ちょっとそろそろ落ち着こうぜとか言って勝手に仕切り出したのね
けど俺もちょっと頭冷やしてやろうと思って従ってやった
んでなんでこんなことになったのか皆で整理することになったのね
146:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:58.34ID:LERDbj5Br0606
なんでキレたのかって聞かれたから最初の理由はリア充がぶつかってきたことだって言った
そしたらリア充が謝ったとか言ってたけど謝りかたがふざけてたから許すわけないって言ってやったのね
んでリア充がちゃんと謝ったからこいつに関しては許してやった
147:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:03:59.35ID:m/BZAfBna0606
長い
148:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:05.64ID:LERDbj5Br0606
んで次になんで調子に乗ってる馬鹿と喧嘩になったのかって聞かれたから答えようとしたら、馬鹿がなんか自己弁護してたのね
俺こいつは許す気なかったから、馬鹿が俺のこと茶会したからキレたって言ってやった
149:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:07.18ID:RBG5YTFy00606
梅「おう!なにやってるんだよ!」
俺「ンゴッ!?」
正直俺はビビった
久しぶりに、親戚以外の人間と会話らしい会話をしたのだ。無駄はない。
だが、ここで黙ったらンゴリストの名がすたる。俺は全力で――――
俺「ンゴンゴダンスじゃきね〜。知らんの?」
と、これまた久しぶりにかつての姿に戻った
150:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:13.48ID:LERDbj5Br0606
あと馬鹿に蹴られたこととか普段から鬱憤がたまってたこととか全部ぶち撒けてやったのね
そしたらリア充が馬鹿に謝れよーとか言って馬鹿が茶会してすいませんwwwとか言ってたけどもうそんなことどうでもよかったから
いままでずっと学校でいじめられてたこととか吐いてやった
教室静まりかえってた
151:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:21.81ID:LERDbj5Br0606
朝から帰るまでずっと一言も口開かない気持がわかるか?
休み時間なにもすることがなくただ時間がすぎるのを待つ気持がわかるか?
死んでるかのように空気みたいに、いるのにいないように扱われる気持がわかるか?
ってずっと泣きながら叫んでやった
悔しくて仕方なかった
なんで俺だけこんな目に会わされて、勇気出してキレたら茶会されて、
自分が情けなくて涙が止まらなかった
152:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:37.93ID:LERDbj5Br0606
そしたら教室から土下座コールが鳴り響いた
俺ひととおりぶち撒けて泣きまくった
初めて俺の存在が皆に認識された気がした
馬鹿も今度は茶化さずに謝ってきた
けど俺ずっと泣いてた
153:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:46.60ID:LERDbj5Br0606
で、改めて謝ったあと皆で椅子と机元に戻した
給食で好きなのやるとか言われたけど早退した
154:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:52.06ID:RBG5YTFy00606
梅「なにそれwwwwwもっかいやってくれよwwwww」
俺「いいンゴ〜! むおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
こんなに気持ちのいいンゴンゴダンスは久しぶりだった
クラスで初めて披露した時のキレが、戻ってきたようだった
ゲーセンの人間が、俺に注目する
俺はさらにレベルをあげた
梅「wwwwwwwwwwwwwwwww」
爆笑。梅原爆笑―――――俺は、マキシマムンゴンゴダンスを解放した―――――!!
155:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:04:54.55ID:LERDbj5Br0606
それが金曜の話
質問あったら聞いてやる
156:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:05:13.20ID:RBG5YTFy00606
マキシマムンゴンゴダンス、これを解放したら俺はやばいんです
とにかくやばい。
今までも、これを使ったのは何回もない。
だが、俺はかつてンゴンゴダンスが元でトラブルを生んだことを忘れていた
―――ゲームをプレイしている人の缶ジュースが手に当たる
盛大に、その人の服にジュースがかかる。俺は――あの日を思い出した
157:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:05:36.36ID:RBG5YTFy00606
ゲーマー「うわっ!」
俺「あっ」
一瞬、素になった自分がいたんです
金本さんと、ゲーマーが被った
俺は、二度とあんな気持ちになりたくはなかった
だから――俺はあの時とは違う自分を――ペルソナを被ることにした
俺「何やってるンゴ〜?」
ゲーマー「なにするんだよ! かかっただろうが!」
俺「そこに置いておくお前が悪いンゴ〜。ン〜ゴン〜ゴンゴなんJ民」
殴られても、いいと思ったんだ
158:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:05:39.76ID:DiBZ0QPf00606
あーあもうめちゃくちゃだよ
160:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:05:54.09ID:RBG5YTFy00606
ゲーマー「クリーニング代寄越せよ!」
俺「うるせえ! 服くらいどうでもいいだろ!」
すでに引き返せない
俺とゲーマーはヒートアップして、つかみ合いの喧嘩に発展する可能性もあった
ゲーマー「外でろよ!」
俺「ンゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
ンゴりの咆哮、俺はこの技をそう呼んでいる
そのとき、梅原の声が響いた
161:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:06:13.15ID:RBG5YTFy00606
――俺は、止まった。
もちろん、ゲーマーも止まった。
梅原は、少しだけ照れた表情で言った
梅「久しぶりだな。中谷」
俺「あ」
そうだよ。こいつは知っている。――そうだ。栗原だ。こいつはあの――栗原だ。
163:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:06:44.04ID:RBG5YTFy00606
栗原の雰囲気は、当時とは変わっていた
当時から不良っぽさはあったが、ここまでは怖そうな風貌ではなかった
禍々しいピアス
太陽よりも眩しい金髪
膝まで下ろした腰パンスタイル
そして――左腕に刻まれた刺青が、彼の人生を物語っていた
ゲーマーは、栗原を見て逃げた
俺はスカッとして、栗原に抱きついた。
ガッチリとした身体に、俺は少しだけ泣いた
164:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:07:00.52ID:RBG5YTFy00606
そして、俺は栗原とファミレスに行った
久しぶりの外食だったので、俺は色々と食べまくった
栗原も、当時と変わらぬ大食漢だったんです
俺たちは会話をしなかった
会話をしなくても、俺たちは男だ。言葉なしで伝わる。
「あの時はごめんな。ンゴンゴダンスで人気者だったお前が妬ましかったんだ」と
「卒業式のメール。あれも俺が皆に命令して送らせた。ホントはみんな怒ってないないよ」と
栗原が言葉にしなくとも、俺には伝わった
165:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:07:16.94ID:RBG5YTFy00606
ひとしきり食べて、俺たちはファミレスを出ようとした
そのときだった
栗「あ、わり。俺、財布忘れた」
俺「いいンゴ!いいンゴ!ここは最下位の記念ということで俺が出すンゴ!」
俺はテンションが上がっていた
ゲーセン仲間でもあり、中学の同級生でもある栗原と和解できた
それだけで、俺は嬉しくなり、食事代と涙で汚してしまったクリーニング代と栗原の電車賃を出してあげた
栗「あとさ、俺一人暮らししてるんだけど家賃がきついんだ。5万あれば足りるからさ」
友達のピンチを救うことは、ンゴリスト必須だ。俺は当然貸した
別れ際、栗原とは連絡先を交換しなかった。ゲーセンに行けば会えるからだ。
166:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:07:36.24ID:RBG5YTFy00606
それから、栗原とは会っていない
仕事が忙しいのかもしれない
俺は今日もゲーセンに行き、ンゴる
栗原の名前を出せば、因縁をつけてくる奴も黙った
気持ちがよかったんです
いつか、クラス全員の前で、またンゴンゴダンスを披露できるその日まで――
――俺は、今日もどこかでンゴり続ける。
それが――俺なのだから――
168:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:08:17.83ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「やきうのお兄ちゃん、球場行こうよ」
169:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:08:39.82ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「いつ行くんや?」
( ́・ω・`)「日曜日のこの日」
彡(゚)(゚)「日曜とか次の日は月曜でワイ仕事やぞ」
( ́・ω・`)「お願い〜行ってよ〜」
彡(゚)(゚)「テレビ中継でええやんけ」
( ́・ω・`)「球場で限定品プレゼントしてくれるんだって」
彡(゚)(゚)「へー」
( ́・ω・`)「お兄ちゃん球場観戦したことないでしょ!」
彡(゚)(゚)「うーん……そうやなぁ一度は観戦してみたいわ」
( ́・ω・`)「普通の観戦とは違うんだよ!限定品貰えるんだよ!」
彡(^)(^)「せやな。限定品もらえるし球場デビューしてみるかな」
170:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:09:04.04ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「ところでどうやっていくんや?バスか?」
( ́・ω・`)「お兄ちゃんが車だしてよ」
彡(゚)(゚);「ファッ!?地元に球場あるならまだしも他県やで!?」
( ́・ω・`)「えー。誰か連れて遊び行ったのに友達の僕はダメなの?」
彡(゚)(゚)「……わかったわかった」
🙁 ́・ω・`)「かわりに帰りは僕が運転するからさ。それでいいでしょ?」
彡(゚)(゚)「さよか。かまへんで」
( ́・ω・`)「チケットは僕がとっておくよ」
彡(゚)(゚)「初観戦やったらどこらへんの席がええんやろ?」
( ́・ω・`)「うん。外野席でもいいんだけど立ち見だし最初は内野席がいいかな」
彡(゚)(゚)「飯とかどーするんや?」
( ́・ω・`)「そこは任せてよ。あっ、僕バイト遅れちゃうからこの辺で。じゃあね!」
172:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:09:29.69ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「えーっと、このICで乗ってここで降りて……」カタカタ
彡(゚)(゚)「駐車場ってどうすればええんや……」カタカタ
彡(゚)(゚)「球場に専用のあるんか!車でも行けるもんなんやなぁ」カタカタ
彡(゚)(゚);「調べる前にチケット取らな売り切れるんとちゃうか!?」ッターン!
彡(゚)(゚)「内野席まだあったわ AとBの違いはなんや?」カタカタ
彡(゚)(゚)「さすがに3,000円じゃ足りんか……」カタカタ
彡(゚)(゚)「うーん。球場のどこでチケット渡せば入れるんや?」カタカタ
彡(゚)(゚)「……任せてって言われたし座席は原住民に任せとくか」カタカタ
彡(^)(^)「このタオル欲しいな〜現地で買えるんやろか」カタカタ
彡(゚)(゚)「一泊したいけど今から休みは取れへんしな……」カタカタ
彡(゚)(゚)「おっと、手荷物検査や持ち込み禁止とかあったんか危ない危ない」カタカタ
174:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:10:28.71ID:DhJmbUxG00606
-翌日-
( ́・ω・`)「チケット取れたよー」
彡(゚)(゚)「お、マジか!ほんなら当日はこの時間に来てくれや」
( ́・ω・`)「車なんだから僕の家まで迎えに来てよ」
彡(゚)(゚)「インターチェンジと逆方向やんけ」
( ́・ω・`)「冗談だよ」
彡(゚)(゚)「○○駅まで来いや。そこなら進路上やさけ行ったるわ」
( ́・ω・`)「さんきゅー」
175:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:10:39.99ID:hBL5N0UUd0606
これこんな長かったんか…
179:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:11:35.54ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「……ねぇタバコ吸っていい?」トリダシー
彡(゚)(゚)「ワイ吸うとるんやから聞くまでもないやろ」
( ́・ω・`)「まあ一応ね」
彡(゚)(゚)「おっわかばか、随分渋いチョイスやな」
( ́・ω・`)「セブンスター吸ってたけど高くなっちゃったからね、仕方ないね」シュボッ
彡(゚)(゚)「ええ機会やしこの際スッパリやめちまえばええんちゃうんか」灰皿トントン
( ́・ω・`)「やだよタバコは命の草だもん」スパー
彡(゚)(゚)「……それもせやな」スパー
180:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:11:57.10ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「ちょっとガソリン入れてくわ。燃費悪いんやこの車」
( ́・ω・`)「燃費いくつ?」
彡(゚)(゚)「いくつ?リッター6〜8くらいやないか?」
(; ́^ω^`)「……。燃費悪いね」
彡;(^)(^)「古いセダンやからな。ハイブリットええよな」
( ́・ω・`)「ところでお金大丈夫?足そうか?」
彡(゚)(゚)「さっきの万札で十分すぎるわ」
182:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:12:36.02ID:DhJmbUxG00606
-SA内ガソスタ-
彡(゚)(゚)「レギュラー満タンカードで」
店員「コチラのタオルで車内どぞー」
彡(゚)(゚)「ありがとうございます」フキフキ
( ́・ω・`)「僕の顔は拭かないでね」
彡(゚)(゚)「そっち拭いといてや」ナゲー
店員「ッカードオカエッシャーーーッス」
彡(゚)(゚)「はーい」
( ́・ω・`)「らんらん♪」フキフキ
彡(゚)(゚)「いつまで拭いとんねんタオル盗む気か」
店員「うーーい。」オライッオライッ
彡(゚)(゚)「……まぁキレイなったわ」ブロロロロ
183:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:12:53.49ID:DhJmbUxG00606
-再び高速-
車内スピーカー「ドンッ♪ストッピッ♪ナァ-ゥ♪」
彡(^)(^)「♪」
(; ́・ω・`)「……お兄ちゃん…大変…言いにくいんですけど」
彡(゚)(゚)「……なんや」
(* ́・ω・`*)「トイレ……行きたくナッチャイマシタ」
彡()()「」
184:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:13:13.78ID:DhJmbUxG00606
-再び車内-
彡(゚)(゚)「だからさっきのSAで行っとけゆーたやん」
( ́・ω・`)「ごめん。油断してた……」
彡(^)(^)「でもまあグルメスポット発掘できてよかったわ。ワイの奢りや。食え食え」ガサガサ
( ́・ω・`)「ワーオ!カレーパン揚げたてじゃん!ありがと。こんなの絶対美味しいよ!」パクー
彡[゚][゚] 「こんなん絶対うまいですやん……」パクー
彡[゚][゚] ( ́[・]ω[・]`)「「ウマァーーーーイ!!」」
185:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:13:31.56ID:D7BMhBVnM0606
これマトモなパターンか?
186:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:13:34.85ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「よっしゃ!高速降りるで」
( ́・ω・`)「やったー!もうすぐで球場だね!」
ETC「リョウキン、ハ、ニセン、サンビャク、エン、デス」
彡(゚)(゚)「往復5,000円近くか……結構するんやなぁ」
( ́・ω・`)「多目に渡しといてよかったよ」
彡(゚)(゚)「せやな。ホンマ助かったで。道中にコンビニあるからそこで軽食とるで」
( ́・ω・`)「コンビニかー……何の風情もないけどそこでいいか」
彡(゚)(゚)「まあ球場観戦が目的やからな」
187:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:13:59.28ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「えーっと。ここを左折っと……」チッカッチッカ
( ́・ω・`)「あーーーー!!!!!!!」
彡(゚)(゚);「なななななんや!?人と2輪の確認はしたで!」キュウブレーキー
( ́・ω・`)「ファミレスの『びっくり吉野〜モスゼリア〜』がある!!」
彡(゚)(゚);「運転中に驚かせんなや!!チェーン店やろ珍しないわ!」
( ́・ω・`)「でも僕らのところにはないじゃん!行こうよ行こうよ!」
彡(゚)(゚)「どこやねん?」
( ́・ω・`)「あっちのあそこ」
彡(゚)(゚)「反対車線でしかも戻らなあかんやんけ!!」
(; ゚́ω゚`)「ほげっ…だめじゃん」
189:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:14:41.00ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「よし決まった」
( ́・ω・`)「早いね―。ちょっとまってー」メニューペラペラ
彡(゚)(゚)「……。」
( ́・ω・`)「何頼む?」
彡(゚)(゚)「普通サイズのエビピラフ¥850にするで」
( ́・ω・`)「……迷うなー」メニューペラペラ
彡(゚)(゚)「ワイトイレ行ってくるで。それまでに決めといてや」
( ́・ω・`)ノシ「いってらー」
190:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:14:59.87ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「スッキリしたわー。注文したか?」
( ́・ω・`)「今決まったとこ。ハンバーグセット \1,200とミートソーススパゲッティ\850と食後にクリームブリュッ・レ \ 700」
彡(゚)(゚)「ファッ!?いくらなんでも食い過ぎやろ!球場飯なんも食えんなるで」
( ́・ω・`)「昨日ろくに食ってなかったからさ、ちょっと多目にね」
彡(゚)(゚)「若いねんな。ほな店員呼ぶでー」ボタンポチー
191:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:15:20.95ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「なんやこの呼出ボタン壊れとるんか?」
( ́・ω・`)「そうみたいだね」
彡(゚)(゚)「すみませーん店員さーん」
店員「どーされました?」
彡(゚)(゚)「ちょっとこのボタン調子悪いみたいなんですわ。注文ええですか?」
店員「それは失礼致しました」
( ́・ω・`)「いえ大丈夫ですよ。それじゃコレとコレとコレと食後にコレお願いします」
店員「かしこまり!」
192:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:15:41.16ID:DhJmbUxG00606
店員「お待たせいたしました。こちらはセットのベジタブルスティックになりますので、特製ソースをつけてお召し上がりください」
彡(゚)(゚)「お。来たで来たで(デジタルスティック?(難聴))」
( ́・ω・`)「きうり以外お兄ちゃんにあげる」
彡(゚)(゚)「サンキューやで(なんでソースがリアルに茶色いんですかねぇ……)」ツケーポリポリ
( ́・ω・`)「非常に新鮮で、非常に美味しい」ツケーポリポリ
193:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:16:00.61ID:DhJmbUxG00606
店員「お待たせいたしました。こちらがエビピラフ、そしてこちらがミートソーススパゲッティとハンバーグになります。鉄板
お熱うございますのでお気をつけくださいませ」
彡(゚)(゚)「イタダキマース」パクパク
( ́・ω・`)「ウン……サイコ」モグモグ
彡(゚)(゚)「なかなか悪くない味やな」モグモグ
( ́・ω・`)「そりゃ冷凍食品だもん。それなりに美味いはずだよ」パクパク
彡(゚)(゚)「見も蓋もないこというなや」パクパク
( ́・ω・`)「まあ美味しいからいいじゃん」
194:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:16:20.06ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「ゴチソウサマー(今何時や?)」トケイチラー
彡(゚)(゚)「(……これなら十分間に合いそうや)」
(; ́・ω・`)「うぇぇ……ちと苦しいかも」ゲプー
彡(゚)(゚)「もうええ、残せ残せ」
(; ́・ω・`)「もう十分堪能したよ……」
彡(゚)(゚)「……でもなんやかんやで完食するんやな」
196:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:16:59.01ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「お!見えてきた見えてきた!アレやで!」
( ́・ω・`)「でかいねー」ガサコソ
彡(゚)(゚)「何出すつもりや」
(; ́・ω・`)「……あれ?」ガサコソ
彡(゚)(゚)「なんやなんか忘れもんか」
( ゚́ω゚`)「いやああああああああああ!!!!!!!!!」
彡;(゚)(゚)「なななななななななんや!!!」キュウブレーキー
( ゚́ω゚`)「スマホ忘れたあああああああああああああ!!!!!」
彡;(゚)(゚)「ファッ、え、なんでy、どこn、運転中にびっくりさせんな言ったやろ!」
197:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:17:18.68ID:DhJmbUxG00606
( ́;ω;`)「さっきの店に忘れたんだあああああ」
彡(゚)(゚)「なんで忘れるんやそんなもん!」
( ́;ω;`)「どうせ球場でスマホ使わないし、帰りで良いよ」
彡#(゚)(゚)「緊急の連絡かかってきたらどうすんねん!はよ戻るでボケ!」Uターンダッシュー
( ́・ω・`)「あ。足元にあった」
彡(。)(゚)「wっw?Www?W?W?WWWww??????WWWWww???W?W??」
199:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:17:55.31ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「え?持っていくものだけど?」
彡(゚)(゚)「なんでカバンやバッグをいくつも持っていくねん。観戦するんやぞ」
( ́・ω・`)「え?必要かなって……」
彡(゚)(゚)「荷物検査もあるし」
彡(゚)(゚)「しかもどこにその荷物おいとくねん。決められたスペースに座るんやぞ?」
(; ́・ω・`)「ダメかー……ちぇー」シマイー
200:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:18:15.14ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「そういうお兄ちゃんの荷物はなんなのさ」
彡(゚)(゚)「ワイはグローブと貴重品とかが入った手提げバッグと……」
( ́・ω・`)「その肩から掛けてる四角い荷物……それクーラーボックス?」
彡(゚)(゚)「冷たい飲み物飲めるやろ?」
( ́・ω・`)「いやコレ確か係員に預けるんじゃなかった?そもそもたとえボックス持って行けても缶とかは移し替えだよ」
彡;(^)(^)「……買ったもの冷やそ思て持ってこうとしただけだったんや」シマイー
201:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:18:39.33ID:DhJmbUxG00606
-球場-
係員「荷物チェックOK」
彡(゚)(゚)「(アカン。なんか入るのに緊張するわ)」
係員「内野席の出入りは可能ですが、外へ出てると球場に再入場は出来ませんので」
( ́・ω・`)「はーい」
彡(゚)(゚)「分かったで」
係員「こちら、限定品のプレゼントです」
彡(^)(^)「ありがとうございます!(なんや期待はずれやな)」
( ́・ω・`)「うわ、ショボ。なにこれ(嬉しいなぁ。ありがとうございます!)」
彡;(゚)(゚)「……原カス心の声出てるぞ」
202:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:19:06.13ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「さっき飯食べてもーたし球場飯ガッツリはいけへんな」
( ́・ω・`)「僕もまだ厳しいかな。早くスタンドいこ。」
彡(゚)(゚)「ワイはネットでオススメされてた軽食だけ買ってくわ」
彡 ́(・)(・)「お。お前そこで何してんねん。」
彡(゚)(゚)「あれヒナンのおっちゃん やんけ。おっちゃんこそ何しとんねや?」
( ́・ω・`)「……。」
203:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:19:23.21ID:DhJmbUxG00606
彡 ́(・)(・)「なにって。そりゃ贔屓の応援よ。」
彡(^)(^)「そらそうか」
( ́・ω・`)「……。」
彡 ́(・)(・)「球場で合うとは思わんかったわ。」
彡(^)(^)「今日が球場観戦デビューやねん」
Σ(`・ω・ ́)「……!」ピコーン
彡 ́(・)(・)「そうなんか。楽しんでけや。」
彡(^)(^)「そのつもりや」
( ́・ω・`)ノ「スイマセーンノンアルヨッツ」カシコマリャシター
204:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:19:23.81ID:bZp7BRIy00606
何年くらい前のネタだっけこれ
205:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:19:44.72ID:DhJmbUxG00606
彡 ́(・)(・)「この前一緒に遊び行ったばかりやが球場で合うとなんか変な感じするわ。」
彡(^)(^)「せやな。まさか会うとは思ってなかったわ」
( ́・ω・`)「……ねぇ。」
彡(^)(^)「おっちゃん彼女と来とるんか?」
彡 ́(・)(・)「せやで。照れるわ。お前は一人か?それとも彼女とか?」
彡(^)(^)「いるわけないやろw大学にいた頃のダチと来たんやw」
( ́・ω・`)「……ねぇったら。」
彡(゚)(゚)「ん?あぁ。このおっさん臭いのはワイの高校ん時の同級生で友人や」
彡 ́(・)(・)「よろしくやで。」
(* ́・ω・`)「あ、ど、どうも」ペコー
207:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:20:24.01ID:DhJmbUxG00606
-話も弾み…-
( ́・ω・`)「お兄ちゃん、そろそろおいとましようよ。今日はデートなんだしさ」ヒソヒソ
彡(゚)(゚)「おっそうだな。ほなワイらはそろそろ戻るで」
彡 ́(・)(・)「次回も交通費と食費出すからお前運転手でまたどっか遊び行こうや。原住民ちゃんも一緒にな。」
( ́・ω・`)「はーい。そんときはよろしくお願いしまーす」
彡(^)(^)「あぁええな。また連絡するわ。」
彡 ́(・)(・)「ほな、また……。贔屓が勝っても負けても最後まで応援してけよ。」
彡(^)(^)「おう。ほな、また……。」
( ́^ω^`)「ほな、また……。(便乗)」
208:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:20:25.25ID:XPt+Y9eKd0606
やさしいせかいやん
210:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:21:01.96ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「オススメされてただけあってこの軽食うまいなぁ」モグモグ
( ́・ω・`)「僕にもちょうだいよ」
彡(゚)(゚)「高いで。ほれ」ワタシー
( ́・ω・`)「うん!おいしい!もっとちょうだいよ」
彡(^)(^)「ダメです。あとは自分で買えや」
(`・ω・ ́)「わかった!あと二個買ってくる!」ダッ
彡;(゚)(゚)「お前さっきもう食えんゆーてたやろ……」
212:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:21:35.76ID:DhJmbUxG00606
〜なんやかんや始球式がおわり〜
( ́・ω・`)「……あのアイドルの出番終わったらみんな帰ってっちゃったよ」
彡(゚)(゚)「……あいつらあれだけが目当てで球場来たんかいな」
( ́・ω・`)「……ドルオタって欲望に忠実だよね」
彡(゚)(゚)「せやな」
213:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:21:51.95ID:DhJmbUxG00606
「プレイ!!!」
( ́・ω・`)「あ。始まるみたいだね」
彡(゚)(゚)「うわすごいな。マジで目の前でプロ野球が行われとる」
( ́・ω・`)「屋外球場の解放感が最高だね」
彡(゚)(゚)「見てみぃ、一球毎に守備位置変えたりしてあんなに動いとるんやで」
彡(゚)(゚)「それに投手が投げる時に守備がグッと構えるのカッコええやんけ」
彡(゚)(゚)「テレビじゃ見れへんぞこ
れ」
(; ́・ω・`)「ごめん塁審の動き面白くてそっち見てた」
214:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:22:08.73ID:DhJmbUxG00606
カキーン
彡(゚)(゚)( ́・ω・`)「わっ!」
スタンド「ワー!!!!!!!!!!!!!!!!」
彡(゚)(゚)( ́・ω・`)「!!!」
アウトー
彡(-)(-)( ́-ω-`)「あー」
スタンド「アー……」
彡(゚)(゚)(`・ω・ ́)「!!!」
彡(゚)(゚)「ええなコレ。今球場にいる会ったこともない人達全員と感情が全く一緒やわ」
(`・ω・ ́)b「でしょ!」グッ
215:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:22:22.67ID:DhJmbUxG00606
応援席「プァー♪ワーワー!!!ドンドン!!」
彡(゚)(゚)「応援すごいもんやなぁテンション上がるわ」
( ́・ω・`)「今度来るときは外野席にしようよ!みんなで応援できるよ!」
彡(゚)(゚)「せやせや。そんときは車よろしくな」
(`・ω・ ́)b「まかせといて!」ビシッ
216:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:22:36.35ID:DhJmbUxG00606
カキーン!!!!
彡(゚)(゚)「これいったわ!!!入った!!」
( ́・ω・、ろ`)「ホームランだね!」
彡(゚)(゚)「ナイスバッティングや!かっこええで!」パチパチー
( ́・ω・`)「ハァー……。」
彡(゚)(゚)「なんやねん」
( ́・ω・`)「内野席じゃなくてあそこの外野席だったらホームランとれたのになぁ〜」
彡(゚)(゚)「せやなぁ……」
217:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:22:56.88ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「あっあそこにいるの避難さんじゃないの」
彡(゚)(゚)「ほんまや、ひなんのおっちゃんあそこにおったんか」
彡(^)(^)「もうちょっと飛距離出ればおっちゃん捕れたかもなぁ」
( ́・ω・`)「さっきのかわいい彼女も一緒だね」
彡(^)(^)ノシ「おっホンマや」
( ́・ω・`)「ファールボール取りたいね」
彡(^)(^)「ワイが先にもらうで」
( ́・ω・`)「競争だね。負けないよ!」
彡(゚)(゚)「ほれ、贔屓の攻撃はまだ続くんやから応援しようや」
カキーン
彡(゚)(゚);「わっ、わっ、と
218:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:23:23.96ID:DhJmbUxG00606
パシー
彡;(゚)(゚)「と、とれた」
( ́・ω・`)「す、すごい!グローブあってよかったね」
彡(^)(^)「ファールボールやけど 球場に初めて来たのに取れたわ」
( ́・ω・`)「運がいいねぇ」
彡(^)(^)「ついてるもんやなぁ」
子(・)(・)「……」チラチラ
219:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:23:39.27ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「ん?」
子(・)(・)「……」チラッチラッ
彡(゚)(゚)「ファールボールやけど欲しいんか?」
子(・)(・)「い、いや、あの、別にいいです」モジモジ
彡(^)(^)「ええでええで。あげるわ」
子(・)(・)「え……!」
( ́^ω^`)「(優しい世界)」
220:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:23:56.11ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「ほれ……ファッ!?」ガシー
ババア「このボールはうちのもんやで!!」ゴウダツー
彡#(゚)(゚)「ちょ……ババア何してけつかんねん!これはこの子に……」
ババア「よっしゃボール取ったったでー!ボール取ったったでー!!」ガッツポニゲー
子( )( )「……」アゼーン
彡#(゚)(゚)「……原住民、あのババア会ったら殺してええか?」
(# ́・ω・`)「見つけ次第殺せ」
221:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:24:16.40ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「ごめんなあんちゃん。さっきのボールわたされんかってん」
子;(・)(・)「い、いいよいいよお兄ちゃん!ぜんっぜん気にしてないから!あんな頭のおかしいおばちゃんにボール奪われたことなんか全然気にしてないから!」
彡(^)(^)「あの選手好きなんか?」
子(・)(・)「うん!!」
彡(^)(^)「よっしゃもっと応援しよな」ナデナデ
222:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:24:34.37ID:DhJmbUxG00606
-内野席-
子(・)(・)「お兄ちゃんここによく来るの?」
彡(゚)(゚)「いや今回が初めての観戦や。僕将も初観戦か?」
子(・)(・)「うん!パッパが連れてきてくれたんだ!」
彡(^)(^)「そうなんか。ええパッパでよかったな」
( ́・ω・`)「どういった経緯でファンになったんです?」
父(‘ー`)「8番バッターが学生時代の友人なんです」
彡(゚)(゚)「はえー。すっごい。チームのベテランやないですか」
226:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:25:51.45ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「よっしゃ7回や!応援歌歌って風船飛ばすで!!」
子(・)(・)「うん!」
彡(^)(^)「ワイこれ一度やってみたかったんや?。ほんま来て良かったわ」
チャンス!テガタクモノニシロ♪ ピンチ!ドウドウトオサエコメ-♪
彡(゚)(゚)「風船膨らましたけど裏に飛ばすんやな」
( ́・ω・`)「こういうときって相手チームの攻撃が続くのよね」
彡(゚)(゚)「……膨らました風船邪魔やなあ」
( ́・ω・`)「絶対に離しちゃだめだよ」
彡(゚)(゚)「ノンアル飲まれへんやんけ」カキーン!
(; ́・ω・`)「あっ打たれた」ゴクゴク
彡#(゚)(゚)「お前何一人でのんどるんじゃこのタコ!」
227:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:26:07.17ID:DhJmbUxG00606
彡(゚)(゚)「アカン、無死満塁やんけ」
( ́・ω・`)「あーあ、中継ぎ交代だね」グビグビ
彡(゚)(゚)「……いつまでワイはこの風船もっとりゃええんや」
( ́・ω・`)「もうちょっとガマンだね」
彡(゚)(゚)「あーしっこしたいし風船邪魔やし打たれとるし」バァン!
彡(゚)(゚)「ファッ!?」
( ́・ω・`)「後ろの子が風船割ったね」ゴクゴク
彡(゚)(゚)「おうワイの口にノンアル持ってきてくれや」
231:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:27:19.97ID:DhJmbUxG00606
ヒーローインタビューデス、キョウノヒーローハゲキテキナサヨナラタイムリー……
彡(゚)(゚)「……まさかここから逆転するとは思わんかったわ」
( ́・ω・`)「勝ったのはいいけど、最後相手チームが自爆大炎上……相手ファンが可哀想だったね」
彡(゚)(゚)「押し出し押し出し暴投にエラーにパスボール……ちょっと昔のベイスボールみたいやったな」
( ́・ω・`)「てかまるっきりベイスボールだったね」
232:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:27:35.59ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「ところでヒロイン終わったらどうする?」
彡(゚)(゚)「試合終わってもショップやっとるみたいやからグッズ見てくわ」
彡(゚)(゚)「その前にちょっと仲良くなった人に挨拶だけしとくわ」
( ́・ω・`)「待って!僕も行く」
233:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:27:51.13ID:DhJmbUxG00606
-ショップ-
(`・ω・ ́)「よーし、買うぞー!」
彡(^)(^)「ワイもせっかくやからいくつか買ってくわ」
彡(゚)(゚)「タオルとレプユニと、マスコットの人形と……」
(`・ω・ ́)「これとこれとこれとこれとこれと……」ホイホイ
彡;(^)(^)「多すぎやろ……」
(`・ω・ ́)「あっちにもなんかありそう!」タッー
彡;(^)(^)「まだ買うんか……」
234:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:28:05.43ID:DhJmbUxG00606
店員「〜〜が1点。〜〜が3点」
彡(゚)(゚)「(アレ+アレ+アレで1万円くらいやな……)」
店員「おかいけー、3万3,400円です」
彡( )( )「【悲報】や〇う民足し算ができない」
( ́・ω・`)「お兄ちゃん、こっちもそろそろ会計終わるよー」
( ́・ω・`)「(アレ+アレ+小物で8,000円くらいだし2万くらいかな)」
店員「おかいけー、4万8,700円です」
( ゚́ω゚`)「【訃報】原住民の計算能力はボロボロ」
235:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:28:21.41ID:DhJmbUxG00606
-駐車場-
( ́・ω・`)「じゃ、帰ろう」
彡(゚)(゚)「もう泊まってこうや」
(; ́^ω^`)「明日平日で仕事って自分で言ってたじゃん」
彡(゚)(゚)「冗談やて(その目は寂しかった)」
( ́・ω・`)「忘れ物ない?それじゃ行くよ」ブロロロロロ
(; ́・ω・`)「……あれ?」ブォンブォン
彡(゚)(゚)「ギアをDにせえや。そうせな動かんぞ!」
( ́・ω・`)「わっ動いたよ!」ガコガコッ
彡(゚)(゚)「なんや危なっかしいな……もうええ!代打ワイ!ワイが代わるわ」
236:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:28:36.69ID:DhJmbUxG00606
( ́・ω・`)「まだまだ!僕の運転を信じてよ!」
彡;(゚)(゚)「おいどこ走っとんねん!そこは右折レーンやぞ!」
(; ́・ω・`)「え!戻らなきゃ…わわっ!」ププー
彡;(゚)(゚)「後方確認せえや!危うくぶつかるとこやったろ」
( ́ゝω^`;)9「……オートマって難しいね」テヘペロ
彡;#(●)(●)「あんじょう前見とらんかーーーい!!!」ハンドルナオシー
彡( )( )「神様仏様稲尾様……どうかワイらを生きて帰してクレメンス……」
おわり
237:なんJゴッドがお送りします2021/06/06(日) 10:28:47.21ID:0ZnJHfwR00606
野球観戦普通にしてるやつもあったのか
元スレ:https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1622940580/