技能実習制度に詳しいワイが色々教えるわ

まずみんなわかってるかと思うけど
わかりやすくいうと技能実習制度っていうのは「先進国のすぐれた技能を発展途上国の若者に教えたるで!だから給料は少なくても我慢してくれや!」
っていう制度なんや
東アジアは中国モンゴル、あとは東南アジアのマレーシア、シンガポール、ブルネイ以外は大体この制度に参加しとる

ワイは正直現地の話はインドネシアのことしか知らんから他の国は違うこともあるかもや

最初に登場する機関や人物を紹介すると
こんな感じや

現地の送り出し機関(日本語学校)
日本側の組合(派遣会社のようなもの)
受け入れ企業(実際に実習生が働く会社)
この3つだけ覚えておけば理解できる

技能実習生はどんな流れで日本に来ることになるか簡単に説明すると

送り出し機関で日本語を勉強
↓
送り出し機関と協力している組合が面接していい人材を買う
↓
組合に所属して、組合に入会している会社に派遣されそこで働く
こんな感じや
技能実習生は受け入れ企業に所属しているわけやなくて組合に所属してるってことや
組合=派遣会社ってイメージがわかりやすいかも
でも給料は一応受け入れ先からもらっとる
ちなみにこの制度は「技能を母国に持ち帰る」ことが目的や
だけど実際はただの出稼ぎ目的が99%や
国に帰って同じ仕事してる実習生はそもそも少ないし、同じ分野の仕事をしていたとしても機材や人材がいないと日本の仕事を真似るなんてことは不可能に近いしな

おぉ…

次は金の流れや
まず技能実習生は送り出し機関(日本語学校)に少なくとも30万から40万払って入学する、もちろんほとんどが借金や
これには日本語教育費、資格試験受験費用、書類作成代行、あと生徒は遠方の田舎出身者が多いから学習期間中は合宿形式が多くて宿泊費や食費が含まれとる
タコ部屋に押し込まれ毎日軍隊のように指導されてるで
送り出し機関に何回も行ったがまじで異常や
ワイが行くと「ごんにぢわああああ」みたいにかなりの大声で挨拶される
出席取るときは「ばんぎょーう!いぢ!に!」
間違えたら腕立て、学校の周りを何周もさせられる
こんな感じやで
人間の尊厳なんかなにも感じられん

現代の奴隷制度
人身売買の温床

次に組合が送り出し機関から買うときは1人につき10000円から30,000円を払っとる
その後は毎月【管理費】として組合が送り出し機関に1人につき5000円から30,000円を実習生が帰国するまで払い続ける
この金額は大変な仕事ほど高くなるんや、漁師(鰹一本釣り)介護は高くて有名や
この買い付けのときはかなり現代とは思えない注文をつけるで
「ジャワ人は従順だからジャワ人じゃなきゃだめ」「目が悪いのはダメ、眼鏡も禁止」「クリスチャンよりムスリムの方がいい。ムスリムはトップダウンに慣れてる」「ヒジャブ?そんなもんつけられるわけないやろ」
履歴書には身長体重宗教親がなにをしとるかまで書いてある
まじで奴隷のリストみたいやで
こんなんがまかり通ってる

ホンマに奴隷制度なんやな…

最後に受け入れ先企業から組合へは毎月7万円から10万が相場や
今まで見てきた動いてる金はその組織が負担してるわけやないで
全部技能実習生の給料に跳ね返ってるんや
つまり
本来は20万程度働いた
そこから7万円を組合が受け取る
それをまた送り出し機関に分配
残った13万から年金保険、寮費光熱費を引かれて渡されるのは10万くらいなんていうのは普通や

ワイが知っている限り1番やばかったのは高知のカツオ一本釣りにいた実習生や
3ヶ月陸にはあがれんタイムカードなんてもちろんない、朝から晩までへとへと
これで一年目は毎月8万、二年目からは9万
頭おかしなるわ

国内じゃやらんけど宗教で貸付金額決めたり普通やで

ワイが思う問題点第一位は
関わってるみんながいいことした気になってるってことや
送り出し機関は
「同胞に日本で金を稼ぐチャンスを与えてる」
組合は
「発展途上国の若者に働く場所を与えてる」
受け入れ企業
「優れた技術を教えてやってる」
こんな風に思っていたらなにも改善されん

ニートの妄想すぎて草

受け入れ先企業だって技能教える気なんてさらさらないで
単純労働させてポイや
特に農家はひどい
まず農業って冬の間なにも仕事ないから本来三年いられる実習生を一年でぽいーや
長野の川○上村なんてその最も例やな

ドブみたいなワープア臭くてキモいしんでほしい

ワイの職場にも実習生おるけどなんの技術も身につかんと思うでではっきり言って

なんかの親方なん?