俺「念じればレベルの表示される世界だと!?」

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1:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:05:22.20ID:pLC+/tgc0

俺「なんだここは……? 電車で寝ていて、気が付いたらこんなところに……」
俺「どこかの街のようだが。幸い、荷物はあるな……」オドオド

チンピラ「なんだ? 変な奴がいるぜ兄貴」
兄貴「どれどれ……ふんっ!」
【俺:レベル1】
兄貴「なんだあの弱っちい奴。ちょうどいい、いらいらしてたんだ……」
チンピラ「カツアゲっすね!」
兄貴「いや……一発ヤラせてもらおう」ギンギン


2:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:05:29.68ID:pLC+/tgc0

チンピラ「おいそこのお前! 荷物を置いてけや!」
俺「外国人っぽいが、言葉は通じるのか……」ホッ
俺「な、なぁ、助けてくれ。ここはどこなんだ? 電話か何か……」
チンピラ「知るかよ。おら、とっとと荷物置いてけよ。金あるんじゃねぇのか?」
俺「えっ!?」
兄貴「黙ってケツを出せ」ドスコイッ
俺(だ、駄目だこいつら、話が通じそうにねぇ……)
俺(仕方ない。俺だって、空手を習ってたんだ。背の低い方を不意打ちで殴って逃げよう)


3:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:05:38.25ID:pLC+/tgc0

俺「ど、どうぞ……荷物です……。でも、この国の貨幣はないかなと……」スッ
チンピラ「素直じゃねぇか。長生きするぜ」カッカッ
俺「おらぁっ!」ブンッ
チンピラ「!」
俺(これで視界は防いだ。みぞおちをぶち抜いてやる!)ドゴッ
チンピラ「…………なんだ? なんかしたか?」ギロッ
俺「ば、馬鹿な!? 内臓を殴ったのに、全く堪えてない……確かに抑えはしたが、そんな……」
チンピラ「レベル1の癖に舐めやがってよぉ……ぷっつんきちまったよ」
俺「レベル1!? 何の話を……ん?」スッ
【チンピラ:レベル20】
俺「な、なんだ今のは!」


5:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:05:45.97ID:pLC+/tgc0

チンピラ「ざけてんじゃねぇぞごらぁっ!」ゴスッ
俺「がっ!」ドサッ
俺(肩が小突かれただけなのに、骨が、骨が外れた……! それに、なんてスピード!)
兄貴「おいおい、あんまり虐めてやるなよ。可哀想だろう?」ニヤニヤ
【兄貴:レベル31】
俺(さ、さっきからなんだよこの数値は……!?)


6:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:05:54.43ID:pLC+/tgc0

チンピラ「あばよ、こいつはもらってくぜ」ケラケラ
兄貴「ふう、気持ちよかったぜ。五十発も出ちまうとはな」

半裸で死にかけで雨の降る街に置き去りにされた俺「…………ちくしょう」
俺「チクショウ……チクショウ……チクショオオオオオッ!」
老人「すべてを見ておった……」サッ
俺「あ、あなたは……?」
老人「どうやらワシと同じく地球から来たもののようじゃの」
俺「あなたも……ここはいったい、なんなのですか?」
老人「もう気づいておるじゃろうが。ここはレベルがすべてを支配する世界じゃ」
老人「ワシが来たときはお前と同じくらいの歳じゃったが……結局ワシは、この世界を出ることができんかった」
俺「そんな……俺はもう、帰れないのか……。こんなところ、三日もいたら殺されちまう……」


7:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:02.43ID:pLC+/tgc0

老人「どれ、少しワシに戦意を向けてみよ」
俺「えっ? こうですか?」
【老人:レベル201】
俺「!?」
老人「レベルを上げれば帰れると信じておっての……まぁ、無駄であったがな」
俺(あれ……見てたなら、これ助けられたんじゃね?)
老人「お前……悔しいか」
俺「はい……」
老人「いいじゃろう。ワシについてこい。修行をつけてやる。一週間で奴らより強くしてやる」クルッ
俺「!!」


8:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:10.17ID:pLC+/tgc0

イケメン「師匠……それは誰だい?」
老人「ほっほ、お前と同じく最近この世界に来たもののようでの。鍛えてやることにしたんじゃ」
イケメン「……ふぅん」
俺(すでに弟子がいたのか……どれ)
【イケメン:レベル8】
俺(これくらいなら俺でもすぐ到達できそうだな)
俺「よろしく頼むよ……」スッ
イケメン「……」バシッ
俺「えっ……」
イケメン「あまり気易く触らないでくれ」フンッ
俺「…………」


9:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:18.32ID:pLC+/tgc0

老人「さて……お前にはこの腕輪を両腕につけてもらう」
俺「へぇ、どれ……重っ!」ズシッ
老人「そいつはムーンメタルというものでの。どうやらこの世界特有の物質のようじゃ。とても重くて頑丈じゃろう?」
老人「色々と試した結果、この世界特有の鉱物で作った腕輪を修行に用いるのが手っ取り早い近道であることがわかったのじゃ」
俺(爺さんは軽々と持ってたのに……!)
イケメン「才能がないんじゃないのかい、お前」ケラケラ
俺(あいつにも同じ腕輪がある……。つーか、感じの悪い奴だな……)
老人「ついてまいれ。お前に相応しい相手を用意してやる。今のお前では、イケメンと組み手をすることもできん」


10:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:25.84ID:s0CJc6Hnd

老人にもケツ掘られそう


11:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:25.95ID:pLC+/tgc0

老人「ここじゃな。ここで兎を狩るがいい」
老人「ほれ、この棒で叩きのめせ。肉体と精神を鍛え、戦闘経験を積むことこそがレベルアップへの近道じゃ」
俺「……う、兎を?」
兎「ダーウ、ダーウ」ゴロゴロ
俺「な、なぁ爺さん、こんな兎を虐めるなんて……」
老人「いかん! 目を離すな!」
兎「ダウッ!」ドガッ
俺「がはっ! 胸に飛び掛かってきやがった!」
【兎:レベル3】
俺「お、俺よりも強いのか!? くそ……腕輪の重りもあるのに!」
老人「大丈夫じゃ。兎にはリーチがない。叩き落してやれ!」
俺「う、うおおおおおお!」


12:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:27.62ID:ZEp8dCEb0

もういいよ


13:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:30.66ID:GV2fi81PM

なんで今日も建てたん?
別の場所でやれや


14:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:36.38ID:pLC+/tgc0

俺「やぁっ!」ゴスッゴスッ
俺「はぁ、はぁ……」
兎「ふー、ふー……」バタッ
老人「ふむ、これで十体目か。慣れてきたようじゃの」
俺「なぁ、やっぱり罪悪感が……」
老人「弱いものはこの世界では生き残れんのじゃ、仕方あるまい。それはお前さんも体験したはずだがの?」
俺「うっ……」
老人「どれどれ……」
【俺:レベル3】
老人「!?」
俺「ど、どうした爺さん?」
老人(レベルが上がるのが恐ろしく速い……! なんという潜在能力をもっておるんじゃ)


15:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:42.26ID:FRpmIwOnd

つまんないから落とせよ


16:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:44.63ID:pLC+/tgc0

老人(お前ならば、この世界から帰還できる力をいつか手にできるかもしれん!)
俺「爺さん? どうしたんだ?」
老人「試してみたいことができての。ほれ、これを見てみい」スッ
俺「にんじん……?」
兎「ふー!」兎「ふー!」兎「ふー!」ドドド
俺「うわ! 大群が!」
老人「ほれ! あれを捌き切ってみい!」
俺「腕がっ! 腕が筋肉痛なのに!」ズバババババ


17:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:06:56.21ID:TJJMEarV0

これお前が考えたんか?



18:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:00.81ID:pLC+/tgc0

俺「はぁ、はぁ……」
老人(本当に捌き切ってしまった……これは凄い逸材じゃ!)
金色兎「フー! フー!」ゴゴゴ
【金色兎:レベル9】
老人(いかん! 亜種の金色兎じゃ! 知能のない獣とはいえ……俺君にはまだ無理じゃ!)スッ
俺「止めないでくれ……爺さん」
老人「なにぃ?」
俺「俺一人で、戦いてぇんだ」
老人「……いいじゃろう」
俺「うおおおおおおお!」
金兎「ふーーーーーっ!」
ドカーーン
金色「ふ、ふー……」ドサッ
俺「やった! 勝ったぞおおお!」
老人「なんという……」


19:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:10.98ID:pLC+/tgc0

イケメン「爺さん、そいつはどうだった?」ケラケラ
老人「それはお前が見てみるといい」
イケメン「どれどれ……はっ!」
【俺:レベル10】
イケメン「なん……だと!?」
俺(くく、驚いてやがるようだな)
老人「実は兎の巣だけでは足りんくて、適正狩場である大亀の巣へと連れて行ってやったのじゃが……お前、今日は大亀の巣へは行かなかったのじゃな。何をしておったのじゃ」ハァ
イケメン「…………」フルフル
イケメン「お、俺は一週間もアンタの弟子をやってるんだ! なのに、まだレベル8なんだぞ!」ガッ
老人「それはお前の熱意が足りんからじゃろう。俺君と修行して、そのことがようわかったわ」
イケメン「ふざけるな! 俺は、お前の弟子なんてやめる!」バッ
俺(そ、そこまで言わなくても……)
イケメン「…………」ギロッ
俺「うっ」


20:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:20.36ID:pLC+/tgc0

イケメン「くそっ! ふざけやがって!」
?『……お前、いいな。僕と似た魂の波長をしている』
イケメン「なに? ど、どこから声を掛けている!」ササッ
?『ふふ、そう尻を隠さなくても掘りはしないよ。そこの石像だよ』
イケメン「な……!」
?『君の身体を貸してくれないかい? そうすれば僕のレベルをお前と共有することができる。飛躍的に強くなれるよ?』
イケメン「お前は何者だ……?」
?『魔人……この世界の陰の部分から来た存在さ。偶然、陽側のこの世界に来ることができて殺戮を楽しんでたんだけど……くだらない罠に掛かっちゃってね。精神は石の中……身体も別のところに封印されてしまった……』
イケメン「いいだろう! お前の力をよこせ!」
?「契約成立……じゃあ、君の身体をもらうよ」
イケメン「う、うおおおお!」
【イケメン:レベル520】
イケメン「す、すごい! すごい力だぞこれは!」
?(ふむ……やはり人間の、それも凡人のカスのような奴の体ではこれが限界が……)


22:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:30.13ID:pLC+/tgc0

虎「ウウ……」
【虎:レベル30】
俺「はぁっ!」ドコッ
虎「うばぁぁっ!」
老人「たったの三日で虎を倒しおったとは!」
俺「へへ……」
老人「次はこの赤い腕輪を使うがよい」
俺「これは?」
老人「これはフレアメタル……ムーンメタルの腕輪よりも十倍重いぞ」
俺「うっ……まだ早いんじゃないのか?」
老人「ワシがつけたのはレベル50を超えてからじゃったかな」ケラケラ
俺「へへ……常套だ!」


23:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:31.30ID:YS6dRhD10

盲目令嬢と違ってシンプルにつまらない


24:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:37.83ID:z01KNiMh0

こりねぇな


25:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:42.18ID:pLC+/tgc0

俺「月に火……ひょっとしてこれ、曜日順なのか?」
老人「かもしれんの。アクアメタルの腕輪もワシは知っておる」
俺「それは……」
老人「が、ワシでも持ち上げることはできん……」
俺「なっ!!」
老人「遺跡に落ちていたらしいが……その場から一歩も動かせぬまま放置されておる」


27:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:51.84ID:5nGTAOF/0

無限ループやん


28:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:07:59.97ID:C23fEiSQd

親の前で朗読してみろ


29:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:08:02.15ID:pLC+/tgc0

チンピラ「はっ! 雑魚が! 兄貴は退いててください!」
【俺:レベル71】
チンピラ「なん……だと!?」
俺「おらぁっ!」ドゴォッ
チンピラ「ぐぼぉっ!?」
チンピラ「こ、この……!」
俺「止まって見えるぞチンピラァァァッ!」バキィイイイ
チンピラ「ぐわああああああああ!」
兄貴「ば、馬鹿な……! たったの一週間でこんなことが……!」
兄貴「くっ!」バッ
俺「逃がすかよ」スッ


30:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:08:12.31ID:pLC+/tgc0

俺「オラオラオラオラァッ!」ドコドコドコ
兄貴「うおおおおおおお!」
俺「ふう……くせぇケツだったぜ。だが、二百発撃ってやった」ズボッ
兄貴「おおう……」ビクンビクン
俺「さてと……また師匠と組み手をしに戻るか」シュンッ


31:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:08:21.57ID:pLC+/tgc0

老人「甘い甘い甘い!」ドコッ
俺「くっ!」
老人「よく意識が飛ばなかったの!」ベシベシベシ
俺(俺じゃ師匠の速さには敵わない……。だから師匠の小パンチを確実に防いで……)
俺「ここぉっ!」ドコッ
老人「なっ!」
【俺:レベル102】
老人「強くなったの……。ワシでさえ嫉妬を覚えるほどじゃわい」
俺「へへ、それはどうも……」ゼェゼェ


32:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:08:31.12ID:pLC+/tgc0

白髭「はああああ!」バシバシバシ
【白鬚:レベル141】
イケメン「……ふぅん。その程度なんだ? 君、そんなので世界最強を自称してたの? 恥ずかしくないの?」
弟子達「だ、大丈夫だ! 師匠の技さえ決まれば、レベル差なんて……!」
白鬚「超・踵落とし!」ドスッ
イケメン「これがその技か?」ボキィッ
白鬚「がああああ! もう、もう止めてくれええ!」
イケメン「さて、お前が負けを認めたから……約束通り、お前の門下生は全員四肢を捥いで殺してやろう」ニタァ
弟子達「ひいいいっ! 逃げろおおお!」バババッ
イケメン「一人も逃がしはしないよ。100秒数えてやろう。足には期待していないから、せいぜい知恵を絞って隠れるといい」
魔人『はははは! 君は最っ高だねぇ!』


33:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:08:31.64ID:p6355bT30

さっさとしろ


35:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:09:03.17ID:p6355bT30

わざとなん?



36:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:09:07.76ID:pLC+/tgc0

老人「…………」
俺「どうしたんですか?」
老人「最近、武闘家を狙った惨殺事件が起きているらしいの」
俺「それがここにも来るかもしれないと?」
俺「やだなぁ、師匠よりレベルが高い人間なんて、見たことがありませんよ」
俺「心配することなんて何も……」
イケメン「それはどうかな?」
俺「イ、イケメン……いまさら何をしにきたんだ?」
イケメン「なに……ふふ、稽古をつけてもらいたくてね……ぷぷっ」
俺「……爺さんが出るまでもない! 俺がやる!」スッ
老人「いかん! 以前の奴とはまるで違うぞ!」


37:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:09:14.32ID:3ZWK3MLr0

盲目の令嬢の方が好きや


38:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:09:18.18ID:p6355bT30

もっとはよ


39:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:09:37.71ID:p6355bT30

途中までしかでてないんきになるやろ


40:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:09:38.50ID:iMm0/SEWM

長い


41:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:02.70ID:Q5NJp4R70

なんかテンプレやな


42:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:03.30ID:p6355bT30

なんでそんな貼り付けるのに時間かかるねん


43:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:14.95ID:wgIH3CIpp

つまんね


44:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:19.16ID:pLC+/tgc0

イケメン「思ったよりやるじゃん」ババババババババッ
俺(速さがまるで足りない! 決定打が一つも打てない!)ガッガッガッガッガッ
俺(こいつ、俺よりもレベルが上……!?)
【イケメン:レベル520】
俺「なっ!?」
イケメン「はい、雑魚は引っ込んでようね?」ピンッ
俺「ぐはっ!」


45:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:32.53ID:p6355bT30

>>44
もっといそげ


46:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:34.05ID:pLC+/tgc0

俺「あ、ありえない! レベル500だなんて! 絶対にありえない!」
イケメン「君とは才能が違うんだよ才能がぁっ!」グシャ!グリグリグリ
老人「ふんっ!」ドガッ
イケメン「ふふふ……レベル300差を覆せるとお考えで?」
老人「…………」スッ
俺「ひぃっ! ひぃっ!」ズサササ


48:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:43.37ID:pLC+/tgc0

老人「くっ、くぅっ!」ゼェゼェ
イケメン「遅い遅い!」シュンシュンッ
老人「はぁっ!」ドコッ
イケメン「なんだそのヘナチョコパンチはぁぁぁ!」ケリィイイ
老人「ぐぼぉっ!?」
俺「じ、爺さんが手も足も出ないなんて! こんなの何かの間違いだ……」
イケメン「ところがどっこい! 現実なんだよおおお!」ケリッ
老人「モーションが大きすぎるわい……」ブゥン
イケメン「なぁにぃ?」クルッ
老人「振り向かんでええぞ……結果は変わらん」トンッ
イケメン(え、この俺が、あんな軽い攻撃で……)フラッ
老人「力の流れを操作する武術じゃ……お前はレベルに驕って、まともな戦闘経験が希薄すぎるようじゃな。攻撃が単調で、バレバレじゃ」
老人「初撃を当てるために、あえて油断を誘ったのじゃ。馬鹿な奴……全力で蹴り上げれば、ワシくらい一撃で倒せただろうにの」
イケメン「一発当てたくらいで……!」
老人「……お前はもう、ワシの連撃の渦の中じゃ」パシッパシッパシッ
イケメン「がっ! ぐっ! ま、まともに体勢が持ち直せない! なぜだ! こんなに遅くて脆い攻撃なのに!」ガクッガクッ


49:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:10:50.63ID:p6355bT30

はよ


50:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:01.67ID:pLC+/tgc0

老人「…………」パシパシパシパシッ
イケメン「う、うう、う……」ガクッ、ガクッ
老人「そこじゃ」パーン
イケメン「うぶっ!」
老人「そして反撃の隙は与えん!」パシパシパシ
イケメン「ひ、卑怯だぞ! 卑怯だぞおおおお!」
俺「す、すげぇ……! レベルが格上の相手と殴り合ってる! 俺も手出しを……」
老人「ならん……。力のバランスが崩れれば、この檻の中から奴は抜け出してしまう……」
俺「は、はい!」ピタッ


51:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:06.70ID:d1/Xhj7Jr

おもんなくない?



52:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:13.07ID:pLC+/tgc0

イケメン「ちくしょお……なんで、なんでこうなるんだ……」ゼェゼェ
老人「……ぐ、ぐ」ゼェゼェ
イケメン(爺の集中が途切れるのを待つしかない……)
老人「…………」ギロ
イケメン(だ、駄目だ……勝てない……)
魔人『苦戦してるようだね』
イケメン「て、てめぇ、話が違うぞクソ雑魚がああああ! 強くなれるんじゃなかったのか!」
老人(何と話しておるんだ?)
魔人『君が人間の範囲で戦っているからそうなるのさ。口を開けて、エネルギーを溜めるんだ』
イケメン「こ、こうか!」ズオオオオ
老人「なっ!?」


53:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:13.65ID:S9CAWgcDd

悪そうな奴がいちいち尻狙ってくるのはちょっと面白い


55:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:34.21ID:pLC+/tgc0

魔人『いけぇ! 魔界砲!』
ドガアアアアンッ
老人「ぐぶぉっ!?」
俺「く、口から光線を!?」
イケメン「ふふふ……ははははは! なんだこんな力があったのか!」
俺「爺さん! 爺さぁあん!」
老人「む、無理じゃ……胸部を穿たれた……ワシはもう、死ぬ……」
俺「そんなぁ……こ、ここに来てから……俺……。じ、爺さんが死んじまったら、俺……どうしたらいいのか……」
イケメン「その心配はいらないよ。僕が、君達二人をぶっ殺してあげるからね」パキポキ
俺「ぐ、ぐ……くっくそ!」


57:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:48.01ID:pLC+/tgc0

老人「……いいか。お前は、ワシを凌ぐ潜在能力を持っておる……」
老人「いつかきっと、ワシの帰れなかった地球へと帰るのじゃぞ」
俺「で、でも、あいつが……」
老人「時間は、稼いでやる……」グググッ
俺「そんな身体で……!」オロオロ
老人「さぁっ! 行け! 早く逃げろ!」
イケメン「残念だけど、死にかけの爺と遊んであげるほど俺は優しくないよ」スゥッ


58:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:52.60ID:d1/Xhj7Jr

もっと急げよ


59:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:11:58.38ID:pLC+/tgc0

老人(頼む……一瞬だけでいい……)
老人(身体よ、動いてくれ……。奴の速度に追いついてくれ……!)
老人(俺君を逃がすための、一瞬でいいんじゃ……。ワシは、八十年間修業してきたじゃろう? 一瞬くらい……ワシに、時間をくれ!)バッ
イケメン「こ、こいつ、まだこんな力が! くそっ! 腕にしがみついてきやがった!」
老人(足は……取れんかったか)
俺「あ、ああ」クルッ
老人「振り返るな! ワシと約束したはずじゃ! 生きて地球へ帰るとな!」
俺「……っ!」バッ
イケメン「フン、一撃で頭をかち割ってやる!」シュッ
魔人『老人の心臓に飛躍的に力が集まっていく……これは!?』


60:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:12:26.61ID:pLC+/tgc0

イケメン「なっ!」
老人「片腕は、もらっていくぞい。地獄へな」ニイィ
魔人『そいつを引き剥がせ! なんとしてもだ!』

イケメン「えっ?」
ボカァァァァアアアンンッ
イケメン「ぐわあああああっ!」
俺「ううっ、うううう……」
老人『振り返るな! ワシと約束したはずじゃ! 生きて地球へ帰るとな!』
俺「うわぁああああ!」ダッ


61:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:12:37.90ID:tOQE7TBJp

浅いな


62:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:13:00.37ID:pLC+/tgc0

俺「う、うう……こんなところまで逃げてしまった……」
俺「どうする? あいつはダメージは負っていたが……まだ、生きていた」
俺「あいつのレベルは500……対して俺は100……どう足掻いても埋められない……これまでと同じことをやっていては……」
老人『かもしれんの。アクアメタルの腕輪もワシは知っておる。が、ワシでも持ち上げることはできん……』
俺「そ、そうだ! アクアメタルの腕輪を手に入れることができれば……俺だってまだまだ強くなれるはずだ!」
俺「ぐ、クソ……。あいつにやられた怪我が……」ドサッ

女「父上の仇を、なんとしても討たないと……。私が勝てない相手だとしても……ん?」ググッ
女「け、怪我人? まさかこの人も、あの男にやられて……」
【俺:レベル102】
女(こ、この人、凄く強い! この人と力を合わせれば、あの男にも勝てるかもしれない!)


64:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:13:45.33ID:j0IKa7bu0

引き伸ばしパターン入ったぞ


65:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:13:56.00ID:p6355bT30

早く3つ目の扉開けろ


66:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:13:59.22ID:XD4ary84d

これアクタージュ?


67:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:14:17.81ID:EuZPISpha

今日もどうせ最後まで行かないんやろ


68:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:14:21.90ID:Fbbbtdc/d

筋は良いんだけど新しさがねえ


69:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:14:43.89ID:lvAt+Yt3r

おそない?


70:なんJゴッドがお送りします2020/09/15(火) 12:14:51.71ID:usYmCn7X0

つまんねーもん貼るモチベーションがなんなのか気になる




元スレ:https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1600139122/
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