【続き】お前ら、狐を祀ってる神社には行くな。

そして僕は、兄貴に内緒で神社に又行った。
正直、行きたくなんてなかったが、行った。
今思えば、行かなければよかった。
余計な真似をしてしまった。兄貴が頑張ってくれたのに。

来ると思ったぜ

こん!

続きになってる!

こん!🦊

「痛い痛い痛い」弟はボロボロ泣いていた。
後々聞けば、ただの肉離れだったのだが、この日からまた、
弟はケガをするようになった。

無能達で草

なんでやねん…

また兄貴が怪我をするように…か?

僕は、本当に阿保だったのだ。
受験の願い事の代償で弟がケガをした時点で、気付くべきだった。
僕の願い事は、全て僕以外の誰かが払っていることに。

一応書いといてあげるけど
肉離れは重症だゾ
それは多分ふくらはぎのこむら返り

イッチの家族の願いだけ全て叶ってて草
キツネさんは参拝者全員の願い叶えてんのか

二回目でそう思うのか

実際狐にそんなパワーあるんか?🐕

頭のいい兄貴は気付いていたんだろうから
「弟のケガを止めてくれ、代償は俺が払う」と言ったはずだ。
気付かない僕は代償について全く制限しなかった。

怖い系?

🦊行動に移すのはえ~

めっちゃ痛かった。初めて兄貴に殴られた。
涙がボロボロでた。泣くなってもう一回殴られた。拳で。

目覚まし時計で4回!?

オトウット何もしてないのにひたすら可哀想

どこの神社なんだろうね

殴られ過ぎやろ 大丈夫?

「いいから、お前は何もすんな、俺が帰ってくるまで、ここから動くな」
そう言って、兄貴は上着を着て家から飛び出した。
よくわかんないけど、涙がボロボロでた。泣きすぎだろ。

紫雲院殿政誉清浄晋寿大居士

あ、一緒に行かなかったのね

は?

次の日、兄貴はまた救急車で運ばれていった。
親から聞かされた時、「ありがとう、ごめんなさい」って心でつぶやいた。
でも

兄貴は、体調不良じゃなくて、自動車事故だった。

足を骨折した。それも骨が肉から出てきていた。

親は怪我ばっかでどう思うのかね

僕は思った「あ、これ、代償がでかくなってる」って。
兄貴とは前回と違って、すぐに会うことが出来た。

これ時系列かなり厳しくなってきたぞ

兄貴はそこから、リハビリやらなんやらで大学のことを後回しにし
案の定、もう一回大学二年生をやるかもしれないらしい。

へぇ~キツネねぇ
大したことないね

これが僕の神社話の全てです。
こんなこと起きないだろ。
と思うことでしょう。
でも僕は、忠告がしたい。
近づかない方が、きっと良いと。

え?ここで終わり?

何神社

ーこれより採点フェーズに入りますー

part2は蛇足だったが
全体としては良かったぞ
また新作期待してる

よく分からんけど願い叶えてくれるならええやん
ワイもいきたいわ