盲目の令嬢「……準備なさい」俺「は、はい!」

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1:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:31:04.48ID:bLQ2EchX0

令嬢「平民の猿を連れて歩かなければならなくなるなんて」ハァ
俺(なんで俺が、こんな目に……)
令嬢「うっ」ヨロッ
俺「し、失礼いたします!」バッ
俺「大丈夫でございますか!」
令嬢「……なぜ、石のある上を歩かせたのかしら?」ギロッ
俺「えっ、し、しかし、外ですし、そういうことも……」
令嬢「……」スッ
俺「て、鉄杖……?」
ガツッ、ドゴッ
俺「うぶっ!」
俺「お、お辞めください!」
令嬢「私は、公爵家の長女よ! 私の身体に傷でもつけたら、貴方はどう償うつもりだったのかしら!」ドゴッ、ドガッ
令嬢「貧民の老婆の手でも引いているつもりだったのかしら!」
令嬢「次やったら殺してやるわ!」
俺(こ、このままだと殺される……)ハァハァ


2:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:31:55.53ID:Cyn0jgPR0

最後だけ頼むわ


3:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:32:49.95ID:Kv8Tdt9vd

これ完結したん?


4:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:32:53.63ID:FJ9zvP1g0

痴人の愛かな?


5:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:33:54.13ID:bLQ2EchX0

俺(……貴族の料理はやっぱり豪華だな)
令嬢「…………」
令嬢「口許まで運んで頂戴」
俺「そ、それもですか」
令嬢「…………」イラッ
俺「い、いえ! なんでもありません!」
俺(……こんなことまでさせて、恥ずかしくないのか?)チャカチャカ
俺(こいつら平民を人間だと思ってないから、そういう感情はないのかもしれんな)
俺(お高く留まりやがって。今フォークで突いてやったら、殺せるのに……)
令嬢「早くしなさい!」
俺「はっ、はい! 何からとりましょうか!」


6:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:33:58.81ID:RdK6uHAx0

ネイティブはイメージャーって言ってる
この話は終わりなこれ実話?


10:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:35:28.25ID:bLQ2EchX0

>>6
実話やで
ワイの体験談や


7:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:34:15.89ID:bLQ2EchX0

令嬢「……取るのは遅いわ、間違えるわ、下に落とすわ」
令嬢「最低ね」ハァ
俺「……お粗末様でした」
令嬢「全部で八回だったわね」スッ
俺「え……れ、令嬢様?」
シュンッ、バンッ
俺「おぶっ! あがっ!」


8:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:34:49.15ID:+A4dgTEe0

イッチどうなっちゃうの


12:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:36:56.62ID:bLQ2EchX0

メイド「大丈夫ですか、俺さん? こんな、怪我だらけで……」
俺「気を遣ってくれてありがとうございます」
俺「これくらい平気ですよ」ハハハ
メイド「食事の時間以外令嬢様に付きっきりなのに、令嬢様の横暴で食事もまともに取れずに殴られっぱなしなんて……」
俺「……」
メイド「……大変でしょう。令嬢様は、サマエルと使用人の間で呼ばれているのですよ」
俺「それって、えっと……死の天使でしたっけ」


13:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:37:07.26ID:bLQ2EchX0

メイド「そうです。サマエルは、その罪によってモーセに目を潰されたのですよ」クスッ
俺「……聞かれるとまずいですよ」
メイド「このくらい、皆口にしていますよ」
メイド「それに、あの性格ですから。親族も令嬢様を遠ざけていますし、咎めて騒ぐ人はいませんよ」
俺「そんなものですか……」


14:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:37:48.66ID:TEqEFixk0

また完結しないガイジか


15:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:37:49.05ID:bLQ2EchX0

海外の友人「アメリカは裁判大国でね」
海外の友人「君みたいなペコペコして誤魔化そうとする負け犬ジャップはさ、何されたって文句言えない国なんだよ」
海外の友人「それを僕が、飼って守ってあげようとしているんじゃないか?」
海外の友人「どうだい? 君みたいな劣等オスジャップにとっては、僕みたいな優性アメリカンガールに支配されるのはwin-winだと思わないかい?」グッ
俺「断る…」ハァハァ
海外の友人「へえ…」イラッ
海外の友人「僕はパパの転勤でついてきたのだけれどさ、君の父親と同じカンパニーに勤めているんだ。知っていたかい?」
俺「は…?」
海外の友人「内向的なジャップナードの君は、僕のことなんて知ろうともしていなかったから知らなかっただろう?」チッチッ
俺「そ、それがどうしたっていうんだ」


16:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:37:49.95ID:BXn52PaZp

春琴


17:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:38:26.55ID:WzZ1WJVA0

なんだい?これは




18:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:39:04.58ID:9koD3JBJ0

は?


19:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:40:28.50ID:CXVOAqe00

これは
道楽時計さん!


20:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:40:36.43ID:CXVOAqe00

道楽時計!ひさしぶり!


21:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:40:42.93ID:CXVOAqe00

おおい!!ワイや!


22:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:40:51.53ID:CXVOAqe00

最近どうなんや


28:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:46:55.11ID:bLQ2EchX0

>>22
元気やで
コンビニとカラオケバイトしとったけどばっくれて辞めたわ


23:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:41:05.43ID:CXVOAqe00

おーい!!!


24:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:41:49.62ID:LEBR9JBN0

制裁!制裁!制裁!


25:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:45:45.54ID:bLQ2EchX0

メイド「あまりご一緒できる時間はありませんが……俺さんは丁寧で大人しくて、いい人ですね」ニコッ
俺「はは、あまり人馴れしていないだけですよ。田舎から出てきたもので」
メイド「またお時間合いましたら、お話しましょう」
俺「ええ、また……」


26:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:45:55.60ID:bLQ2EchX0

ドンッ、ドンッ
令嬢「遅い! 食事くらい、すぐに済ませなさい!」
俺「は、はい、すぐに!」
メイド「大変ですね」
メイド「妹様は、私達使用人にも優しく接してくださる、いいお方なのですが……」
俺「では、いつかまた」ドタドタ


27:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:46:07.07ID:bLQ2EchX0

令嬢「呼べばすぐ来るのね」フンッ
俺「さ、さぼっていたわけではありません」
俺「その、急いできただけで……」
令嬢「…………」スッ
俺「ひっ!」
令嬢「……まぁ、よいわ。今回は見逃してあげる」
俺(た、助かった……)


29:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:47:16.16ID:bLQ2EchX0

令嬢「私は光を失ったけれど、その代わり、耳はとてもいいの」
俺「えっ……」
令嬢「つまらない嘘は吐かないことね」
俺「…………」ゾオッ


33:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:48:22.57ID:u4mP5Iv2p

どうせ完走しない


34:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:48:34.07ID:bLQ2EchX0

俺「……こ、この位置で大丈夫でしょうか?」ソッ
令嬢「本当に中央なのでしょうね」
俺「……少し動かしますね」
令嬢「………」チッ
俺「ひっ!」ビクッ
俺「これで、毛布を被せて……終わりました。今日もお疲れ様でございました」
令嬢「…………」
俺(ぺっ、労いの言葉もなしかよ)


37:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:49:45.59ID:GcPkG/VR0

俺「……あああああああああああ!!!!!!」ソッ
令嬢「ああああああああああ!?!?!?」
俺「ンンンンン……」
令嬢「………」チッ
俺「ンッ!」ビクッ
俺「ブッヘヘェ〜〜〜〜〜〜〜ッ ノォーン」
令嬢「……ヌッ……」
俺(ぺっ、労いの言葉もなしかよ)


38:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:50:02.34ID:bLQ2EchX0

俺(これで六時間開放される……)フウ
俺(令嬢様が起きる一時間前から横にいろって、どう考えてもおかしいよなあ)ハァ
メイド「俺さん、お勤めごくろうさまです」ニコッ
俺「メ、メイドさん! どうも……」
メイド「実は、俺さんとお話をしたいとおっしゃっている方がいまして。来てもらえませんか?」
俺「そ、そうなんですか? しかし、睡眠時間がその……」ハハ
メイド「妹様です」
俺「え、えっ!?」
メイド「いつも、一時間早いのでしょう? そちらの件も、妹様から許可を出していただけるかと」
俺「わ、わかりました。しかし、なんで俺なんかを……」


39:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:50:11.33ID:bLQ2EchX0

妹「ありがとう、メイドちゃん」ニコニコ
メイド「い、いえ!」
妹「お話するのは初めてですね。俺さん」
俺「あ、あの、なぜ、俺なんかを……」
妹「……愚姉がいつも、迷惑をかけております」ペコッ
俺「そ、そんな、とんでもないです!」
俺(め、めっちゃいい人だ! なんで令嬢様と姉妹なんだ?)


40:なんJゴッドがお送りします2021/06/08(火) 16:50:37.43ID:bLQ2EchX0

妹「私が起こしてしまったので、朝遅く出る許可を出したといえば、父も母も、姉も、余計なことは言えませんよ」
俺「ありがたいです……」
妹「本題なのですが……俺さんはとても真面目で、仕事のできる人です」
妹「ここまで文句も大きな問題ごともなく姉に仕えていられる方は、本当に少ないんです」
俺「過分な評価ですよ。……正直、俺もいつまで続けられるか自信がなくて」
妹「そうでしょう。私はそのような人が、姉の横暴で潰されるのを見たくはないのです」
俺「え……」
妹「庭師の仕事を増やして、空きを作って差し上げます。俺さんがそちらへ入れるよう、手配してあげましょう」
俺「ほっ、本当ですか!?」






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