【マジモン】【閲覧注意】自分の身近にあったトラウマレベルの心霊体験の話しようと思う

ワイの実家があったT免は昔霊園だったらしく、人影を見かけたり人の声が聞こえたりなどと様々な噂があった。
ワイも小さい頃はよく黒い影を見たり、老人のうめき声を聞いたりとそれらを普通のことだと思い込んでいた。
しかしそんなワイにも中3の夏の終わりの頃に忘れられもしないトラウマ級の事件が起きた。
あまりにも衝撃的であったため、今でも鮮明にあの時の場面を覚えているからおまえらに話したい。
嘘だと思うなら勝手にそう思って欲しい。

当時ワイは家賃2万の汚い六畳一間に住んでた

それでも風呂トイレはついてたし収納もちょっとあっていいところだった

ただ一つ問題があったのは斜め上に住んでる人

決まって夜中の1時半になったらあえぎ声?が聞こえてくる

もちろん最初は上の部屋の人かと思ったんやけどある日ばったりあった時に「うちの隣の部屋うるさいでしょ」って言われて発覚した

あまりにうるさくて眠れない日々が続いた
ただ汚いって言っても別に壁が特別薄いとかじゃないから不思議に思ってた

ちなみに上下合わせて8部屋ある中でワイが入った時はワイ含めて話に出てきた3部屋しか人が住んでなかった

うん

で、ある日ワイの両隣に立て続けに人が入ってきたんや
図にすると
○●□○
●△●○
●=入居済み
□=うるさい部屋
△=ワイ
○=使われてない部屋

皆は夏休みの終わりといえば何を想像するだろうか、ワイは夏祭りを最初に思い浮かべる。
夜の9時頃花火が終わって家に帰ってると後ろからワイ以外の足音が聞こえてきた。
後ろを振り返ると誰もいない。まあこれくらいは何度か経験してるからどうとも思わなかった。
それでしばらくすると女のうめき声が聞こえてきた。
「ゔぅぅ〜〜、ゔぅぅ〜〜」
という感じであった。
その直後頭に鋭い痛みが走った、流石にやばい気がしたから走って帰ろうとすると後ろからその女の声も迫ってきた。
そして振り返ろうと首を曲げると横で首を振りながらワイを睨みつけてくる女が並走していた。

で、ある日両隣と上の人達でアパートの前の敷地で軽いバーベキューをすることになった
もちろん許可は取って

ちゃんとうるさい部屋の人も誘おうと思ったんやけど不規則な仕事をしているのかチャイム鳴らしても出なかった

一応言っとくけど居留守を使ってる気配もない
1時半にいるらしいこと以外生活のリズムが不明やった

しかも不気味なのが最古参のワイの上の部屋の人もその部屋の住人を見たことながないらしい

なんとなく聞いてみたら大家さんは一度見たことあるらしいがよく知らないとのこと
まあみんなの想像通りルーズなアパートだったから家賃さえ振り込んで貰えればええやろって感じだったらしい

あまりに怖くてワイもあの時は泣き叫びながら助けを求めた。
だが街頭もなく、家もあまりない山の上だったから言わずもがな誰も助けは来なかった。
そして叫びながら本気で走ってるうちに家の灯りが見えてきた。
そして少しだけほっとした。

恙無くバーベキューも終わりワイが片付けを引き受けたんや
その頃にはもう夜の10時近くになってた

カオス

で、一人片付けをしてると後ろからものすごい視線を感じたんや

あくしろよ

振り返ってみるとサンタの格好した小太りのおっさんがおったんや

だがもういないだろうと思って横を見てみるとまだその女は粘着していた。そして家の門につき玄関に駆け込むとその女の姿は無くなっていた。
しかし、その日寝るまでその女のうめき声は耳から消えなかった。

季節としては夏の終り頃やねん
絶対暑いはずだし実際めっちゃ汗かいてるねん

落とすな

もうとにかく逃げた
家はすぐそこやけど知られたくないから近くのコンビニまで片付けを放棄して逃げた

ワイはメジャーでドラフト1で新人王取ったンゴ
ハーパー?知らんわ

もうパニックやから片付けの事なんて忘れて友達に連絡してその日は泊めてもらったよ

で、次の日流石にバーベキューセット放置しとくわけにはいかないから早朝出かけていった

イヌの何がどうヤバいんや

逃げた時からなにも変わってないようだったからマッハで片付けた
で、終り頃に何かを踏んづけたんや
木の人形やった

30分ほどそうして部屋の中をぐるぐるしているとやがて光は小さくなり最後には夏を惜しむ蛍のようにかき消えた

ワイは全てが終わった事を悟った

それ以降ワイの斜め上の部屋からは深夜のあえぎ声?はしなくなり、謎の犬を見ることはなくなった
ただサンタのおじさんだけは近所の有名な人らしくよく遭遇した

ふざけるなよ怖いの読みたかった