87人中84番目、DeNA佐野恵太が振り返る“ドラフト当日”

87人中84番目、DeNA佐野恵太が振り返る“ドラフト当日”「人生で一番苦しくて長い時間でした」
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運命を決める1日――。
横浜DeNAベイスターズの佐野恵太は、ドラフト会議が行われた4年前の10月20日のことを今でも鮮明に覚えている。
「まず明治大学野球部の恒例行事である、寮の裏山にある神社に参拝に行くんです。で、食堂だったかな。プロ志望届を出した選手と4年生全員、そして善波達也監督(当時)、部長、コーチたちとドラフト会議を待ちました」
昨日のことのように脳裏に浮かぶ情景。緊張と弛緩の連続。時間の流れを遅く感じた、人生で一番濃密な1日だった。

幼いときからプロ野球選手になりたいという夢はあったが、その想いが具体化したのは明大に入学してからだという。佐野は名門の広陵高校出身だが、当時はまだイメージできなかったという。
「僕としてはレベルの高い大学で、しっかり活躍してからプロに行きたいという思いがあって。憧れは明治大学で、高2の春ぐらいに監督さんに明大で野球がしたいですと伝えていました」
縁があって明大の善波監督が佐野を初めて見たのは高3の春だった。やはりバッティングに目がいったという。ヘッドを効かせた特徴的なスイングとインパクトの強さ。大学で技術をしっかりと磨いていけば、いい選手になると確信した。

晴れてプロ志望届を出すと決めた佐野ではあったが、その前途は決して明るいものではなかった。善波監督からは正直に「厳しいかもしれない」と伝えられた。
左のスラッガーはライバルがたくさんおり、多少打てるだけではプロには指名されない。また守備位置がファーストというのもネックだった。
じつは佐野は高3からキャッチャーをやっており、善波監督としては捕手として育ててプロを目指させたいと考えていたが、佐野は「一番自信のある打撃で勝負したい」と、これを断っている。

ドラフト会議で、佐野は「何位でもいいからプロに入りたい」と強く願い、指名を待ったという。
開始してから早々に同期の柳裕也が競合の末、中日から1位指名され、さらに星知弥がヤクルトから2位指名を受けた。大いに盛り上がる明大野球部。佐野は同級生の指名に笑顔を見せたものの、どこか心ここにあらずであった。
柳と星の会見が終わっても佐野の指名はなかった。ただただ時間は過ぎていった……。

「2人の指名が終わってから1時間ぐらいですかね。いよいよ難しいのかなって。まわりもそう感じていたんじゃないかと思います。
本当に人生で一番苦しくて長い時間でしたし、だからこそ鮮明に覚えているんですよね。各球団の『選択終了』のアナウンスと画面が出るたび、心が折られていくようで……。何度も折られました。本当に怖かったし、もう思い出したくないですよ」
メンタル的に限界と思えたころ、運命の瞬間は訪れる。各球団が指名を終えるなか、DeNAが佐野を9巡目で指名したのだ。爆発するように歓喜に沸く明大野球部の仲間たち。佐野は嵐のような祝福のなか、安堵のため息をついた。

「嬉しさよりも、ホッとしたというのが正直なところでした。本当、一緒に待ってくれたまわりの人たちには感謝ですよね。
ただ同時に、喜びよりも悔しいという感情が湧いてきたんです。同級生が1位と2位で指名が掛かっていましたからね。自分の評価が低いのは理解していましたが、これをどうにかしないといけないなって」
じわじわと湧き上がる克己心。下位指名から四番へと登り詰めた佐野のハングリー精神は、このとき萌芽したのかもしれない。

プロへの扉をこじ開けることができた。もしドラフトで指名されなければ、社会人で野球を続ける予定だったという。
「けど、そうなっていたら今の自分があるかどうか……。とにかく入団できなければスタートラインにさえ立てない。あとは自分次第ということも理解していました。とにかく球団には声を掛けていただいて本当に感謝しています」
指名の決め手は言うまでもなく、可能性を秘めたその打力だった。DeNAは予定していた指名を終えていたが、代打の層に不安を持っていた高田繁ゼネラルマネージャー(当時)の鶴の一声で、佐野の指名は敢行された。

指名の挨拶に訪れた担当者である河原隆一スカウトは、佐野に次のような言葉を掛けた。
「君は打撃が売りだから、そのバッティングでチームに貢献してくれ。最初は代打からのスタートになると思うけど期待しているよ」

「まわりから順位は関係ないよって言われて僕もやってやろうという気持ちになれたし、本当にその言葉のとおりだなって。9位で入って、声を掛けてくれる人は少なかったんですけど、その言葉には本当に助けられたし、これからもそういう人たちを大切にしていきたいですよね」
そう言うと、佐野は柔和な表情を見せた。そして4年前のことを思い出し、実感を込めつづけるのだ。
「本当あの日、数時間でまちがいなく僕の人生は変わったと思います。ドラフトに掛かるか、掛からないか――。2つに1つでした。25年間の人生で一番の分岐点だったと思いますし、本当、忘れられない1日ですよね」

佐野って佐々木誠の甥なんか!?
知らんかったわ!

既に高山は超えた?

真中と佐野の人生を変えた高山という男は今何してるんやろなあ…

こんな逸材がここまで残ってたのなんでや

高山と佐野は佐賀ついたなあ

当時は若くお金が必要でした

他の11球団「ビデオ疑惑があるから指名やめとこ」

高山は阪神じゃなくヤクルトだったら今頃首位打者争いしてたやろな
阪神の育成とタニマチに潰された

外野はいつから練習したんだ?

ナチュラルに阪神の育成をディスっていくスタイル

高山はラミレスが絶賛しとるからみて貰えばええんちゃう(適当)

たまげなければセーフ

ラミレス監督も佐野だけで全て許されるレベルやろな

高梨もそんな感じだったよな順番

そんな佐野を今の高山はどう見ているのか聞いてみたい

ほんまよくここまで打てるようになったな
去年まで代打メインなのに

同年の上位指名が柳とか星やもんなー
そもそもDeNAも柳本命だったし

たまげてないのに評価低いな

なんか昔急造キャッチャーか?みたいな記事見たけど高校からキャッチャーやってたんだな

偉大なる高山先輩

高梨も超下位指名やったなそういや
分からんもんやな人生

サンキュー明治大学野球OV会長高田繁

この時の明治は春夏リーグ優勝してほんま強かった

ええ話やなぁ

SN